アジア最高級のダイビングクルーズ”アリラ・プルナマ”の魅力とは

アジアの高級リゾートとして知られるAlila Hotels and Resorts(アリラ ホテル&リゾート)

「ライフスタイルに関わる付加価値」を生み出すことに取り組み、他では体験できない“本物の時間”を提供することをコンセプトとするアリラが、アジアで最も豪華なダイブクルーズ「Alila Purnama(アリラ・プルナマ)」をスタートさせたのが2013年。

主にインドネシアのラジャアンパット、コモドのダイブクルーズを展開しています。

アリラ・プルナマの帆船クルーズ

これまでイングリッシュマーケットが中心だったアリラ・プルナマが今年、日本マーケットに参入し注目を集めています。

そこで、アリラ・プルナマの魅力や高級ホテルグループがダイブクルーズに参入した理由など、アリラホテル&リゾートの副社長Doris GOH氏にお話を聞きました。

アリラ・プルナマのVice President of Sales & MarketingのDoris GOH氏

Vice President of Sales & MarketingのDoris GOH氏

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ずばり、まずは、アリラ・プルナマの魅力は何でしょうか?

GOH氏

「満月」という意味をもつアリラ・プルナマは、現在アジアでみられる最も豪華な伝統帆船です。

インドネシアの南スラウェシ地方に昔から伝わる伝統的なピニシ様式で作られ、すべて手作り。

建材にインドネシア産のチークやラタンなど木材をふんだんに使用していますので、木が好きな日本人の方は、居心地がよいのではないでしょうか。

そんな豪華帆船は、スタッフ16名に対してゲストは限定10名。
ゲストルームはそれぞれ異なったコンセプトデザインで、まさに、海の上に浮かんでいながら、アリラの上質なサービスを提供するというのがアリラ・プルナマのコンセプトです。

アリラ・プルナマの帆船クルーズ

46メートルの船体に3ヶ所のデッキをもち、環境への配慮を常に大切にしているアリラでは、スタイリッシュな造りが船内の様々な場所で感じられよう設計してある

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なぜ、ホテルグループのアリラが伝統帆船を運営することになったのでしょうか?
プルナマのきっかけをおしえてください。

GOH氏

アリラホテル&リゾートは確かにホテルのカンパニーですが、もともとアリラの中に、Alila Villas(アリラ・ヴィラズ)という、ハイエンド層のカテゴリーがあります。

これは、クラフト・ラグジュアリーというコンセプトで、つまり、手作りで贅沢な旅行を提供するというものです。

メインはホテルの経営ですが、ホテルだけにとどまらず、その土地にあった体験をもとにした旅行を提供していくというコンセプトがコアな部分にあるのです。

その中で、インドネシアを考えた時に、海という最高の資源を生かした体験をしたいただくために、自然にボートのマネージメントという流れになりました。

アリラ・プルナマの帆船クルーズ

ゲストルームはそれぞれインドネシアの島々をコンセプトでデザインされている。こうしたコンセプトデザインは世界でもひとつしかない

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ダイビングという、一見、狭い層を対象にしたのも、海の資源を生かすためということでしょうか?

GOH氏

そうですね。
インドネシアの海を考えた時、コモド、ラジャアンパットという、インドネシアの中でも特に素晴らしい2つの海がありました。

海の魅力は人それぞれでしょうが、個人的には、エリア全体に人の手が入っていない美しさというのが一番の魅力だと思います。

コモドもラジャアンパットもまだまだ未開の海で、観光客の方も入っていないエリアなので、そういったところでプルナマのサービスを提供できるチャンスを得たのは幸運なことだと思っています。

PADIダイブセンターの認可を受けたダイビング設備を完備しており、キャプテンがインストラクターですし、2名のダイブマスターも常時乗っていますので、ダイバーはもちろん、体験ダイビングも提供できます。

コモドのコモドドラゴン

コモドでダイビングを楽しんだ後は、上陸してコモドドラゴンとも会える

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もともとミニマム6泊のチャーターベースで、1人11,000ドルというと日本ではあまりない価格帯で、敷居の高いイメージもありますが。

GOH氏

確かに、チャーターベースはかなり狭い層といえるかもしれませんが、今年からはいろんなゲストに合わせてバリエーションを増やしました。
チャーターだけでなくキャビンごとにも販売しますので、日本人マーケットにも提供しやすくなったと思います。

また、料金に関して、まずお伝えしたいのは、プルナマは単なるダイビングクルーズにとどまらないドリームボートだということ。
夢をかなえるボートです。

世界最高峰の豪華クルーズに、10名様限定で16名のスタッフが24時間体制でサービスさせていただきます。

ある程度のモデルはありますが、基本的に行先も決まっておらず、希望に合わせて、ゲストの行きたいところにお連れするというコンセプト。

日本の場合、短い期間のパッケージツアーというパターンが多いとは思うのですが、逆に、プルナマのコンセプトを求めている層も確実にいると思いますし、そうした層にマッチするようなサービスを提供したいと考えています。

ダイバーの方でも、ダイビングを楽しみつつ、贅沢を楽しみたいという人も増えているのではないでしょうか。

インドネシアのビーチ(アリラ・プルナマの帆船クルーズ)

ゲストの希望に合わせて上陸することも

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日本人ダイバーが参加を希望する場合、どこに申し込めばよいのでしょうか? 提携旅行社などありますか?

GOH氏

今年から日本マーケットに参入するにあたり、旅行社をはじめとした良きパートナーを探しているところです。

プルナマはとにかく誰にでも紹介して、たくさん売るというのではなく、売っている方が本当に気持ちを込めて、プルナマの特徴や良さを、お客様に自分の商品のように伝えてくれるパートナーを探しています。

日本の旅行会社だといろんな規定や制約が多く、プルナマにはマッチしない部分が多いのですが、今後、きっと見つかると思っています。

ですので、現在は、もし、日本の方にお申し込みいただけるのであれば、ホームページからご連絡いただけると幸いです。

ただ、ホームページからボタンを押して予約完了というわけではありません。
お客様の希望は人それぞれですので、テーラーメイドでお客様のコースを作っていくことになります。

ご興味がある人には直接お問合せいただいた後、日程や希望を聞きながら、多くの数のEメールのやりとりをしてかなりのコミュニケ―ションを取らせていただいています。

そうすることにより、きっと深い満足感のある得難い経験ができるものだと信じています。

アリラ・プルナマの帆船クルーズ

スタイリッシュなラウンジ

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どういった方に来て欲しいでしょうか?

GOH氏

日本の方はとても良いお客様なので、できるだけたくさんの人に来て欲しいのですが、とにかく人とは違った体験を探している人にはオススメです。

日本語を話せるスタッフもいますので、特別な休暇を楽しんでいただけると思います。

上質のスパセラピストも常駐し、土地でとれるフレッシュでこだわりの食事など、ダイビングだけではないゆったりと贅沢な時間が流れる船旅を満喫することができます。

海に浮かぶアリラヴィラズへぜひお越しください。

アリラ・プルナマのVice President of Sales & MarketingのDoris GOH氏

■アリラ・プルナマの紹介動画

https://www.youtube.com/watch?v=27K2C8_kFJs

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PROFILE
法政大学アクアダイビング時にダイビングインストラクター資格を取得。
卒業後は、ダイビング誌の編集者として世界の海を行脚。
潜ったダイビングポイントは500を超え、夢は誰よりもいろんな海を潜ること。
ダイビング入門誌副編集長を経て、「ocean+α」を立ち上げ初代編集長に。

現在、フリーランスとして、ダイバーがより安全に楽しく潜るため、新しい選択肢を提供するため、
そして、ダイビング業界で働く人が幸せになれる環境を作るために、深海に潜伏して活動中。

〇詳細プロフィール/コンタクト
https://divingman.co.jp/profile/
〇NPOプロジェクトセーフダイブ
http://safedive.or.jp/
〇問い合わせ・連絡先
teraniku@gmail.com

■著書:「スキルアップ寺子屋」、「スキルアップ寺子屋NEO」
■DVD:「絶対☆ダイビングスキル10」、「奥義☆ダイビングスキル20」
■安全ダイビング提言集
http://safedive.or.jp/journal
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