フォトツアーを終えて、反省したこと。コンデジのサンプル写真

先日、セブのBLUE CORALさんのところで、フォトツアーを開催した。
おかげさまで、3回に分けたフォトツアーは全て満席。・・・ではあったのだけど、終わってみてからの反省点を一つ。

それは、参加者の方の1/3以上が、コンデジでの参加者だったこと。
今まで、フォトツアーなんてしたことほとんど無かった(10年以上前にマーシャル諸島で一度だけ開催したことがある)ので、自分の中では、単純に、光学一眼デジタルカメラを持っていて、より水中写真に関して興味のある人の参加が大半だと思っていた。

だから、レクチャーで皆に見せた写真は100%光学一眼デジタルカメラで撮影した写真だった。
「そりゃあ、良い機材使えば、良い写真が撮れるよな〜」と思っていた人もいたと思う。
はっきり言えば、「その通り」なんです。

でも、多くの人が、ダイビングだけでもお金がかかるし、水中カメラにお金をかけられない。
だから、「コンデジでどれだけ素敵な写真が撮れるようになるか教えて欲しい」という願望が、プロカメラマンに対してはあるのだと感じました。

1年の大半を取材に費やしている自分としては、プロの仕事をこなさなければいけないし、プロとして、趣味で写真を楽しんでいる人たちと同じレベルのもので満足してはいけないと常々思ってはいるのだけど、事フォトツアーに関しては、それではハードルが高過ぎるのだなと反省。

ということで、以前からコンパクトデジタルカメラのサンプル撮影を依頼されている、Panasonic のLUMIXシリーズで撮影した過去の画像を色々見直してみた。
これも、通常の撮影の合間に時間をもらって撮影しているものばかりで、十分に満足行く写真とは言いがたいのだけど、「ワイコンや外付けストロボなどの周辺機器を付けないで、コンデジでもこんな感じで撮影ができます」というサンプルとして見てもらえればと思い、ここに数カットアップしてみました。

コンパクトデジカメで撮ったムレハタタテダイ(撮影:越智隆治) コンパクトデジカメで撮ったマンタ(撮影:越智隆治) コンパクトデジカメで撮った水中景観(撮影:越智隆治) コンパクトデジカメで撮った水面(撮影:越智隆治) コンパクトデジカメで撮ったクマノミ(撮影:越智隆治) コンパクトデジカメで撮った象(撮影:越智隆治)

一つ付け加えるとしたら、セブのフォトツアーでも参加者の皆さんにお伝えした、「撮影後の画像処理は、悪いことでは無いのですよ」ということ。

もちろん、ここにあげた写真も、色補正はしています。
トリミングはしていません。それを踏まえた上で、お見せする写真です。

次回、セブでのフォトツアーは、ゴールデンウィーク後の5月頃を予定しています。
そのときには、光学一眼レフでのサンプル写真や撮影テクだけでなく、コンデジ、ミラーレス一眼でのサンプル撮影や、撮影方法などに関しても、お話できればと思っています。

それまでに、自分もちゃんと説明できるようにしておかないとな~。
大丈夫かな(笑)。

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PROFILE
慶応大学文学部人間関係学科卒業。
産経新聞写真報道局(同紙潜水取材班に所属)を経てフリーのフォトグラファー&ライターに。
以降、南の島や暖かい海などを中心に、自然環境をテーマに取材を続けている。
与那国島の海底遺跡、バハマ・ビミニ島の海に沈むアトランティス・ロード、核実験でビキニ環礁に沈められた戦艦長門、南オーストラリア でのホオジロザメ取材などの水中取材経験もある。
ダイビング経験本数5500本以上。
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