写真の総合格闘技「川柳フォトバトル」、1位はダンゴウオの親子! ~第8回ガイド会ライブ開催レポート~

ガイド会ライブ(撮影:稲生薫子)

はじまりはじまり~

2017年4月8日(土)、今年も行って参りました、ガイド会ライブ!!

マリンダイビングフェア中に開催され、毎年恒例となっているライブは今年で8回目。
いつにも増してプログラムが豊富で白熱した戦いになりました。

ガイド会とは
ガイド会は普段触れることの少ない世界中の海の様子を、現地のガイドが自分自身の言葉で解説しながら、様々な形態の企画展やメディアを通じて、海中の案内だけでなく自然界をフィールドとする「ガイド」という職業を、より理解してもらおうと活動を続けている団体で、ガイド会ライブは年に一度世界中からメンバーがあつまるイベントである。

まずは、ガイド会会長で久米島エスティバンの川本剛志さんの“ありがたいけどいつも話が長いといじられる挨拶(笑)”と共に乾杯!

ガイド会ライブ(撮影:稲生薫子)

乾杯!

ガイド会ライブ(撮影:稲生薫子)

川本剛志さん

一気にお題がレベルアップした
第3回川柳フォトバトル

「いつもお題が簡単すぎるんじゃないの~?」というゲストの声にお応えしようと、初回からガイド会ライブの総合司会を努める、ダイビング界の名司会者・古菅正道さんが考え出した今回の予選のお題は…「スポーツ!」。

川柳フォトバトルとは
「出題された“テーマ”(お題)に沿ってフォトバトラー(参加者)が川柳と画像の組み合わせで戦う「写真の総合格闘技」のこと。

参加人数が多い関係で、例年に並び予選を2組に分け、その中から決勝戦進出者を確定することに。

さて、今年はどんな戦いになったのでしょうか!?

スポーツというお題によって出されたのは、こんな写真たち!!

「アーチェリー 的を射るには 心技体」(川奈・八木克憲)
ガイド会ライブ

「威嚇じゃない これはもはや 格闘技」(石垣・竹内友哉)
ガイド会ライブ

「スポーツの 前に欠かせぬ ストレッチ」(函館・佐藤長明)
ガイド会ライブ

どれもこれも「おお~」と思わず歓声のあがる腕前なのですが、一際大きな歓声と爆笑に包まれていたのが、こちら。

「ウミウシの 模様の中に プロレスラー」(タイ・大村健)
ガイド会ライブ
キン肉マーン!!(笑)

しかし、この川柳フォトバトル、なにをやってもよいし、水中であればだいたいの“脚色”はOKなのですが、ひとつだけルールがあり……それは、「合成禁止」。

「ルール違反とわかっていても、どうしてもこの写真に“肉”の字が入れたかった」という大村さん。

ありです! ありですが、失格です! 残念!

“決勝に進むには、特別審査員のみなさんの点数と、会場の拍手の大きさの両方をゲットしなくてはいけない”というのがお決まりルールの川柳フォトバトル。

今年の審査員はこちらの皆さま。

ガイド会ライブ(撮影:稲生薫子)

あ、トム先生…後ろが見えないです~笑

ガイド会ライブ(撮影:稲生薫子)

左から、戸村裕行さん、尾崎たまきさん、吉野雄輔さん、むらいさちさん、古見きゅうさん

この豪華審査員の方々の点数と会場審査(ゲストからの拍手がいかに大きいかと、いかにブーイングが少ないかという音声審査)の総合得点で勝者が決まります。

ガイド会ライブ(撮影:稲生薫子)

音声という目に見えないものではあるものの、今年のゲストはシビアで全く手を叩かないという方もいらっしゃいました

予選の結果が出るまでは、司会の古菅さん以外にも、トムさんが場を繋いだり、
ガイド会ライブ(撮影:稲生薫子)

きゅうさんと会長が繋いだり。
ガイド会ライブ(撮影:稲生薫子)

決勝のテーマは・・・??
第3回川柳フォトバトルの勝者は果たして…!?

決勝のテーマは「野菜」。
野菜…、もう個人的にはなにも思い浮かびません(笑)

しかし、それでもやはり人を楽しませるのが天才的なガイド陣。
なんでも思いついてしまう頭脳はすごいです、本当に。
例えばこんな感じ。

「つぶツブ粒 ぶどう狩りより たまご狩り」(滑川・赤松悦子)
ガイド会ライブ

「カイワレが ニョキニョキと 海の底」(屋久島・高久至)
ガイド会ライブ

「ブルーベリー 効いて微笑む 老眼’s」(滑川・木村昭信)
ガイド会ライブ

1位は竹野の田中陽介さん!

今年はやはり一気にお題が難しくなったなという印象でしたが、それでも栄えある優勝を手にしたのは、竹野の田中陽介さん!
二位に赤松悦子さん、三位に佐藤長明さんと続きました。

ガイド会ライブ(撮影:稲生薫子)

きゅうさんから賞状が渡される

しかも、田中さん、今年ご結婚もされたとのことで、ダブルでおめでとうございます!!

「ザクロの実 よーく見たら 違ってた」 竹野・田中陽介さん

ガイド会

優勝した田中さんの決勝戦の写真

高久至~海を歩く~
スライドショーを公開

川柳フォトバトルだけでなく、ほかにも数々の上映作品が準備されていましたが、中でも今年初めてガイド会ライブに参加したという方々が、口を揃えて見入ってしまったと言っていたのが、1年間かけて日本の海を潜り歩いていた屋久島のガイドで写真家の高久至さんの一年の記録。

ガイド会ライブ

北海道根室で撮影したアザラシラッコ

ガイド会ライブ(撮影:稲生薫子)

佐賀県で撮影したカジメやアラメの混じる海藻の森

個人的には、今年のライブで一番注目を集めたのではと感じた高久さん。
なぜならこのスライドだけでなく、川柳フォトバトルではこんな写真も発表したんです。

「生みたての 卵でスマッシュ 決めてみた」(屋久島・高久至)
ガイド会ライブ

この写真を見た会場からは「やらせかー? やらせだー! やらせー?」の大合唱。
合成ではないので、何の問題もなく(本人は真相は語りませんでした)、もちろん決勝戦に進出。

そんな高久さん、これから半年は屋久島のガイドに戻るそうで、「守るべき価値のある日本の海とその素晴らしさを、より多くの人に伝えていきたいです!」と意気込んでいました。

待ちに待った、
豪華景品があたる抽選会!

会の最後には、恒例の豪快景品があたる抽選会が行われました。

ガイド会ライブ(撮影:稲生薫子)

エスティバン・川本さんよりクジラのパネル

ガイド会ライブ(撮影:稲生薫子)

戸村裕行さんより写真パネル

ガイド会ライブ(撮影:稲生薫子)

RGブルーさんの水中ライト

「クジラのパネル大きすぎて部屋片づけて貼る場所考えないと~!」とか、
「この間海の中にライト落としたばかりでこんなにいいライトが当たって嬉しすぎる!」という、まるで昔話の「金の斧と銀の斧」みたいな声まで聞こえてきました。

これらの催し物以外にも、ガルーダ五十嵐さんのフィリピンの海を紹介するスライドや、ALL BLUE写真展を行っていた4ガイド(松野和志さん、木村昭信さん、多羅尾拓也さん、片野猛さん)のスライド上映や、一人一言ずつ30秒間で自分の海を語るコーナーなどたくさんのスライドが上映され、世界の海を一気に堪能した、濃い2時間となりました。

来年も開催されるなら、今度は(景品も欲しいし)プライベートで参加してもいいかなとも思っているくらい充実しているガイド会ライブ。

毎年チケットが早めに売り切れになってしまうので、来年参加してみたいという方は、早めにチェックしてみてくださいね!

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writer
PROFILE
成蹊大学文学部国際文化学科卒業。
ナレーター、司会、ダイビング・モデルとして、TV、雑誌、モーターショー、トークショーなどで活躍。宝くじのキャンペーンガール「幸運の女神」では、46都道府県を旅する。

2013年からは、大物運・海況運をつかさどる「海の女神」へと転身し、舞台を海に変えてオーシャナの突撃体験レポートを担当。
潜水士資格も取得し、2014年は伊豆大島復興観光大使「ミス椿の女王」として、伊豆大島をはじめとした被災地復興支援活動にも尽力する。

「ダイビングがきっかけで、物の見方も感じ方も生き方も180度変わり、自分の周りまでもキラキラ輝き出したことを実感。 
いろんなことを体験しながら、たくさんの“きっかけ”を届けていきたいです」

【経歴】
・第25期 日本テレビイベントコンパニオン
・第11~12期 スバルスターズ
・第33期 宝くじ「幸運の女神」
・第23代 ミス椿の女王(2014.2~)
・第29代「ミス熱海・桜娘」(2016.1~)
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