水中カメラマン・中村卓哉×RGBlue システム03 フォトギャラリー ~撮影バリエーションの異なる20作品(解説付)~

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RGBlueシステム03で撮影した作品を、解説付きで紹介します。

※撮影レポートはこちらをご覧ください。

中村卓哉×RGBlue システム03
フォトギャラリー

■ノーマル光2灯

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背景まで光を綺麗にまわし、ダンゴウオの可愛らしさを引き立たせる。

■ピンクフィルター + ノーマル光

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ピンクのフィルターとフィルター無しのノーマルの光をミックスしミノウミウシを淡い桜色にして撮影した。

■赤フィルター + マイクロスヌート

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赤いフィルターの色を画面半分に差し色で入れて、イソギンチャクをアート風に。

■ピンクフィルター + ノーマル

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ピンクのフィルターと通常光をブレンドし、笑いボヤを可愛く明るい印象に。

■マイクロスヌート1灯

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スヌートをバックライトで当て、ホヤを寂しく悲しげな表情に演出。

■赤フィルター1灯

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赤いフィルターを全体に回してダンゴウオを撮影。少しどぎつい色合いに。

■青フィルター + マイクロスヌート

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青いフィルターを付けたライトをバックライトで当てて背景を青く染め、手前のダンゴウオをスヌートで浮かび上がらせた。

■青フィルター + マイクロスヌート

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青いフィルターとスヌートの組み合わせは私の一番のお気に入り。
フィルターのついたライトの当て方次第でさりげなく色をつけることもできる。

■バリカタf16 × マイクロスヌート

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お得意のバリカタ写真。
f22まで絞り、背景を黒く潰したところにスヌートでウミウシを浮かび上がらせた。

■バリカタf16 × マイクロスヌート

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こちらもバリカタ写真。
カサゴもドラマチックな肖像写真風に。

■青フィルター1灯

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青フィルターでブラックライト風に。

■マイクロスヌート1灯

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海藻の裏のヒメイカにスポットライトを当てて存在感を引き立たせる。

■マイクロスヌート + バックライト

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海藻の裏からバックライトを当て、海藻とイカの透け感を表現。
スヌートでヒメイカのディテールを浮かび上がらせる。

■バリカタf16 × マイクロスヌート

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暗闇の中に潜むような雰囲気でコケギンポを撮影。

■マイクロスヌート1灯

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素早く泳ぐ体長1cmほどの小さなヒメイカもぶれずに撮影できた。
シャッタースピードは1/320。

■青フィルター + マイクロスヌート

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海藻のギザギザを波に見立てて青フィルターで演出。
日の丸構図になりやすいスナビクニンの写真だが動きのある構図にすることができた。

■スヌート1灯

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ナイトダイビングでマトウダイの幼魚を真正面から撮影。
砂地の上の低い位置を泳いでいたので光を回さないようにした。
背景のごちゃごちゃした砂のディテールをスヌートでうまく消すことができた。

■青フィルター + マイクロスヌート

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ウミサボテンを青いフィルターで幻想的に。
バックライト風にスヌートで本体部分を照らし浮かび上がるように演出。

■青フィルター + ノーマル

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集魚灯を使った浮遊系の撮影にもシステム03かなり有効だ。
フォーカスもしやすく連射での撮影も可能。
青フィルターを使うことで未知の生物っぽい宇宙的なイメージを表現した。

■青フィルター + マイクロスヌート

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中村の18番(オハコ)であるこの組み合わせ。
海藻の白い斑点模様を青フィルターで水玉に抜き、手間のダンゴウオにスポットライトを当てる。
この手法は今回の一番人気で、参加者一同からぜひやってみたいという声が上がった。

今回のイベント参加者たちが
システム03を使って撮影した写真はこちら

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久野さんを囲み記念撮影

久野さんを囲み記念撮影

System03カタログは → こちら

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PROFILE
1975年東京都生まれ。

10才の時に沖縄のケラマ諸島でダイビングと出会い海中世界の虜となる。

師匠は父親である水中写真家の中村征夫。
活動の場を広げるため2001年に沖縄に移住。その頃から辺野古の海に通いながら撮影を始める(現在は拠点を東京に置く)。

一般誌を中心に連載の執筆やカメラメーカーのアドバイザーなどの活動もおこなう。
最近ではテレビやラジオ、イベントへの出演を通じて、沖縄の海をはじめとする環境問題について言及する機会も多い。

2014年10月にパプアニューギニア・ダイビングアンバサダーに就任。

■著書:『わすれたくない海のこと 辺野古・大浦湾の山 川 海』(偕成社)、『海の辞典』(雷鳥社)など。
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