セブ島でジンベエ三昧!の旅
Philipplines Cebu / フィリピン、セブ
ほぼ100%に近い確率でジンベエザメに会えると話題沸騰中!
Philipplines Cebu / フィリピン、セブ
ほぼ100%に近い確率でジンベエザメに会えると話題沸騰中!
- Photo&Text
- 越智 隆治
- Model
- Eri Saito
- Special Thanks
- BLUE CORAL
- Design
- Sana☆
何故、こんなに高確率でジンベエザメに会えるのか!?
バンカーボートに荷物とゲスト全員が乗り込むと、船は広範囲に貼られたロープに設置されたブイの一個を拾い、モーリング。大型のバンカーボートはこのロープの内側に入ってはいけないルールになっている。しかし、ただロープが張ってあるだけで、網などが設置されているわけではないので、このロープの中にいるジンベエザメは自分の意思でエリアから出たり入ったりできるわけだ。
じゃあ、なんでそんな野生のジンベエザメがここに集まっているのか、というと地元の漁師たちが、野生のジンベエザメの餌付けに成功したから。「え?野生のジンベエザメに餌付け?」とちょっと驚くに違い無い。「サメの餌付け」は結構世界各地で行なわれていてなんとなくイメージできるけど、「ジンベエザメの餌付け」となると、どんな風になるのか、僕もはじめは皆目想像がつかなかった。
「餌付け」に対して悪いイメージを持っているダイバーも多いかもしれない。どんなものをあげているのかと言うと、オスロブの漁師たちが、近くの漁師から買い付けたオキアミなのだそうだ。まあ、天然ものと言えば天然もの。
僕が一番気になったのは、どうやってこんなに長い期間手なずけているのかということだった。最初に餌付けに成功したのは、2011年の9月頃と聞いている。自分がここに取材に訪れたのは、2012年2月と3月。それまでの期間、悪天候で海に入れなかった日以外でジンベエザメに会えなかった日はほとんど無いのだそうだ。
自分自身、7回訪れて平均で3匹、最高で6匹と、必ず複数個体のジンベエザメに遭遇した。
常に複数個体がこの海域に留まっていて、それは今でも継続している。僕とBLUE CORALのヒロさんが「田中君」と勝手に名付けたジンベエザメは7回中6回は確認できた。
違う個体が回遊しているって言ってる人もいたけど、どうもはっきりしたことはしっかり調査しないとわからないようだ。同じ個体にせよ、違う個体にせよ、いくら餌付けしているからと言って、この遭遇率の高さには、正直驚かされた。
ジンベエザメに会えるまで
さて、ここでは、ジンベエザメに会えるまでの行程を時系列に紹介していこう。
早朝、5時とか6時。まだ暗いうちにBLUE CORALのスタッフがホテルまで迎えに来てくれて、バンに乗って出発。
座席はなるべく一人で横になれるような人数で利用させてくれるから、3時間の車での移動中は、爆睡できる。
丁度中間地点くらいにあるガソリンスタンドでトイレ休憩。明るくなった周囲は、田んぼに覆われた田園風景が広がっていて、爽快な気分。
時折町を通過しながら、ほとんど緑のジャングルに覆われた舗装道路をひた走る。
目が覚めたらスタッフと会話したりして車内での時間を過ごす。
オスロブに到着!
ジンベエダイブの入り口には、ジンベエザメの看板だらけ!
ここでBLUE CORAL のボートに乗船して、海側からジンベエザメにアプローチ。すでに餌をやる漁師の船や、観光客を乗せたアウトリガーが海に上に集まっている。
こんなに海岸から近い場所で会えるんだよ!
ほら!ほら!ジンベエザメが見えて来た!!さっそくタンクを付けてエントリー。
そして、ジンベエザメとの感動的遭遇!!もう初めての体験に皆大興奮!