【動画あり】小笠原諸島の軽石、八丈島でも確認される!現地の状況は?
小笠原諸島の海底火山「福徳岡ノ場ふくとくおかのば」の噴火にて排出された大量の軽石が、海流に乗って北上している。
今年8月の噴火から、約2か月後には沖縄県や鹿児島県奄美諸島へ漂着。その様子は沖縄本島に赴任中のオーシャナスタッフのレポートでご報告のとおり。
11月に入ると、伊豆諸島でも発見されるようになった。東京都の発表では、軽石が発見されたのは伊豆大島のほか、三宅島、御蔵島、式根島、神津島とのこと。
そんな中、八丈島のダイビングショップ「アラベスク」のオーナー小金沢昌博氏から軽石の状況をとらえた動画が届いた。
撮影日は12月2日(金)。動画は、島の西側に位置するダイビングポイント「八重根(やえね)」にてダイビングを行った時の様子を収めたものだ。
水面を帯状に漂っている軽石の様子が確認できる。水面に広がっている範囲は比較的狭いような印象を受けるが実際のところどうなのだろう。ダイビングや漁、島のアクセスを担う東海汽船への影響は?
小金沢氏いわく、
「私が動画撮影時に確認した軽石は直径2~3cmでした。これよりも、大きな軽石も八丈島に来ているみたいですが、今日みた軽石の中ではこれでも大きい方で、小さいのは、直径6~8mmのBB弾くらいの大きさのものが、水面を覆っている感じでした」。
「島の漁師さんの中には気にしている方もいるようですが、今のところ全体として影響はそれほど大きくなく、漁ができないということはないようです。また、東海汽船の取水口は、水面ではなく水中にあるそうで、船の運航にも支障をきたすことはないようです。ただ、今後も含め軽石がどのような影響がでるのか、心配している方は多いです」。
どうやら12月2日(金)の時点では、そこまで影響はみられていない模様。しかしながら自然現象なので、今後どうなっていくかは神のみぞ知るといったところだろうか。
それにしても水面に漂う軽石に混ざるプラスチックごみの方に目がいってしまう。
オーシャナ編集部では軽石漂着について、随時現地から最新情報を集めて、続報をお伝えしていく。