新進気鋭の写真家の連載スタート!〜はじめまして、写真家の岡田裕介といいます〜

この記事は約2分で読めます。

はじめまして!写真家の岡田裕介です。

この度、隔週での連載を始めさせていただく事になりました。

写真家・岡田裕介

海なしの埼玉で生まれ育ち、海は旅行で行くもの、非日常の象徴でした。
そんな僕は6年ほど前、体験ダイビングで『水面に突き刺さる雨を水中から見上げる世界』があることを知り、それ以来、石垣島に1年間移住するほどどっぷりと水中写真、ダイビングにハマってしまいました。

水中写真家です!と胸を張って名乗るほどの経歴はまだまだありませんが
僕なりの水中写真に対する思いを伝えられたらなと思っています。

第1回目はアメリカマナティです。

フロリダマナティー(岡田裕介)

アメリカ フロリダ州 クリスタルリバーに生息するマナティを
撮影に行ったのは2007年の冬でした。

この頃はまだ自然相手の撮影を始めたばかりで経験も浅く、
既に多くの写真家に撮られ発表されているこの被写体を、
どのように自分らしく写せばいいのか悩みながらの撮影でした。

しかし、穏やかで人懐っこいマナティとシュノーケルで日々何時間も水中で一緒に過ごすうちに、
撮るぞという強い気持ちも消えてこちらも穏やかで優しい気持ちになってきたことを覚えています。

そんな時に撮影出来たのが今回の1枚です。

自然の撮影ではいかにその相手、空間と一体になれるかが重要なことなのかをこの撮影で学びました。

過去には乱獲され、現在はモーターボートのスクリューの犠牲になったりもして絶滅が危惧されているマナティ、
こんなにも平和な野生動物がこれからも生きてゆける地球であって欲しいと願っています。

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writer
PROFILE
埼玉県生まれ。大学卒業後、フォトグラファー・山本光男氏に師事。
 2003 年より、フリーランスフォトグラファーとして独立。沖縄・石垣島、ハワイ・オアフ島へ の移住を経て、現在は神奈川県の三浦半島を拠点に活動中。 水中でバハマやハワイのイルカ、トンガのザトウクジラ、フロリダのマナティなどの大型海洋ほ 乳類、陸上で北極海のシロクマ、フォークランド諸島のペンギンなど海辺の生物をテーマに活動。 2009 年 National Geographic での受賞を機に世界に向けて写真を発表し、受賞作のマナティ の写真は世界各国の書籍や教育教材などの表紙を飾る。温泉に入るニホンザルの写真はアメリカ・ スミソニアン自然博物館に展示。国内でも銀座ソニーアクアリウムのメインビジュアルはじめ企 業の広告やカレンダーなどを撮影。 またミュージシャンのライブ撮影も行い、雑誌、WEB、広告などに作品を発表している。
 
HP:https://yusukeokada.com
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