インドネシア・バリの事故、日本人女性5人の生存を確認した本日の現地状況レポート

インドネシア・バリ島近辺の海域でのダイビング事故に関する件、ご存知のように、本日いろいろ動きがありましたので、ご報告します。

グレートバリアリーフ(撮影:越智隆治)

※写真はイメージです。今回の事故とは関係ありません

今日の流れは僕のツイッター履歴を一番下に羅列しておきますのでご覧ください。

情報が錯綜していますが、本日(2月17日)、23:00の最終段階で把握していることをお伝えしておきます。

まず、こちらに入っている情報は、救出されたのはイエロースクーバの古川さおりさんほか、ダイビングショップワンピース5名のうち4名。

※今回、インストラクターの山本さんを含む「ダイビングショップワンピース」のメンバー5人が、micの旅行部門「buddy tour」を通じて現地ダイビングサービス「イエロースクーバ」で潜るという構図。

発見された皆さんは、命に別状はないとのことです。
発見されていないのは、ワンピースから参加した宮田律子さんとイエロースクーバのインストラクター・高橋祥子さんとのこと。

情報のソースは、ツアー参加者5人のグループ・沖縄のダイビングショップ「ワンピース」の代表・宮本大輔さんと、彼をサポートし、捜索グループの一員でもある現地ダイビングサービス「スランガンマリンサービス」(現場のヌサペニダ周辺を専門に潜っています)の三木弘子さんです。

お二人は現在、ワンピースのゲスト4名が搬送された病院で付き添っているそうで、一般メディアに追われることを望んでおらず、病院名等は差し控えたいと思います。

皆さんからいただいた捜索協力金と明日の予定

昨夜から募集していた捜索協力金、現在、400万円を超えました。

宮本さんより、皆さんへのコメントです。

「何としても発見したいという強い思いの中、こうした支援はとても心強く感激です。また、これで、『可能性がある限り、捜索を続けたい』というご家族の思いにも応えられると思います。協力していただいた皆様、本当にありがとうございました」

明日も捜索は続きます。
これまでも皆さんの協力金を有効に使わせていただきましたが、明日も捜索に有効に使っていただけるようにお願いしています。

使途については、当初はヘリコプターが中心でしたが、海況が絞れてきたので、ボートや他のことに使わせていただくこともあります。

当初は「とにかくチャーターのヘリコプターを!」ということで始めた募金ですが、本日悪天候のためヘリが飛べなかったことや、現地の状況が刻々と変わっていることをご理解ください。
※想像以上の金額ですので、早急に発見された場合の使い道などは後日改めてお伝えします。

皆さんのおかげでバックアップは整いました。
あとは現地の皆さんにお任せして、明日、残りの二人も見つかることを祈りましょう。

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PROFILE
法政大学アクアダイビング時にダイビングインストラクター資格を取得。
卒業後は、ダイビング誌の編集者として世界の海を行脚。
潜ったダイビングポイントは500を超え、夢は誰よりもいろんな海を潜ること。
ダイビング入門誌副編集長を経て、「ocean+α」を立ち上げ初代編集長に。

現在、フリーランスとして、ダイバーがより安全に楽しく潜るため、新しい選択肢を提供するため、
そして、ダイビング業界で働く人が幸せになれる環境を作るために、深海に潜伏して活動中。

〇詳細プロフィール/コンタクト
https://divingman.co.jp/profile/
〇NPOプロジェクトセーフダイブ
http://safedive.or.jp/
〇問い合わせ・連絡先
teraniku@gmail.com

■著書:「スキルアップ寺子屋」、「スキルアップ寺子屋NEO」
■DVD:「絶対☆ダイビングスキル10」、「奥義☆ダイビングスキル20」
■安全ダイビング提言集
http://safedive.or.jp/journal
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