マリンエイド・レポート〜「また、来年も来たいです」〜
「私たち海を愛する人、海を生業としている人は海がないと生きていけない。
だから、海の素晴らしさを伝え、恐怖を和らげるような活動をしながら、
復興のためのお手伝いができれば」
そんな思いが結実し、震災からおよそ1年後の4月14日、
ついにマリンエイドが開催されました。
■マリンエイドについて、詳しくこちら
新感覚ライブSHOW〜マリンエイド〜広部俊明インタビュー | スキューバダイビングと海の総合サイト ocean+α(オーシャナ)
当日は大雨にも関わらず、人、人、人。
前売り券は400枚以上売れ、当日も多くの人が訪れ、
ほぼ満席の600人近い人が赤坂ブリッツに集結。
会場入り口では、復興支援を続ける数々のボランティア団体がグッズ販売。
どれもセンスよく、売れ行きも好調のよう。
※ocean+αより、こちらで購入した素敵なグッズをプレゼント!
詳しくは一番下をご覧ください。
三陸ボランティアダイバーズ
Smile for all.
開演直前。ほぼ満席の会場は熱気に包まれ……。
15時の開演に合わせて、まずは、総合プロデューサーでもある
広部俊明さん率いる「夢工場(ザ・ブリンプクラブ)」のミニライブ。
海のスライドショーをバックに、震災を振り返りつつ、
前向きなメッセージを感じさせるオリジナル曲を演奏。
続いて、「喜怒哀楽そして命」 をテーマに、
各パートに合わせた音楽とスライドに合わせて朗読するという新感覚ライブSHOW。
“喜” 古川登志夫さん(声優)
“怒”富綱龍之助さん(モデル)
“哀”鈴木あやのさん(水中モデル)
“楽” 沖直未さん(女優)
伊津野亮さん(DJ/ナレーター)
音と視覚で感情が高まり、
言葉がスゥっと入ってくる不思議な感覚。
観客の中には涙する人もいました。
続いて、水中写真家・中村征夫さんと南三陸町でダイビングサービスを営んでいた、
《グラントスカルピン》の佐藤長明さんによるトークショー。
征夫さんの時おり生まれ故郷の秋田弁が混じる
暖かく軽快なトークで会場はほのぼのした笑いに包まれ、
長明さんの震災を乗り越えた生物たちの写真には、
皆、一様に感動していた様子。力強いメッセージでした。
印象的だったのは、長明さんの最後の挨拶。
「震災後、多くの支援を受けてきましたが、
直接、面と向かってお礼を言えていなかったことがずっと気がかりでした。
だから、今、お礼を言わせてください」と立ち上がり、
「ありがとうございました」と深々と頭を下げていました。
これは、会場にいた方だけでなく、
今、これを読んでいる方にも向けた言葉だと思います。
中村征夫さん
「初めてのことだし、どういう形になるかわからなかったけど、
来年につながる手ごたえあるイベントになったのではないかな。
また、ぜひ参加させていただきたいね」
休憩を挟んだ後は、一部ダイバーの間ではすでに人気のコンテンツ、
「ガチンコフォトバトル」。世界中のガイドやカメラマン、
フォト派ダイバーが集まり、お題に合わせた写真を出して、いざ勝負!
会場の拍手と審査委員の票で勝敗が決するフォトバトル。
ガイドさんのトークと写真で会場は爆笑の渦に。
時々、「お〜」と感動も起きるものの、基本お笑い要素が強いよう(笑)
必死に自分の写真に拍手する写真家の多津丸さん
そして、優勝は……ガルーダ五十嵐さん!
赤坂ブリッツで600人の観衆を前にスポットライトを浴びるガルーダさん。
このまま歌い出しそうです。
今年、ジンベエが大爆発しているフィリピン・リロアンのガイドである
ガルーダさんの写真はほとんどジンベエザメ。
そのインパクトもさることながら、やはりお題に合わせた写真選びと、
軽快なトークもポイントが高かったようです。
「フォトバトルには今回も合わせて6回出場していて、
5回決勝進出していますが、まだ優勝がなかったんです。
だから、もう嬉しいです! 感動です!
しかも、初めてのマリンエイドで初優勝なので格別ですね」
フォトバトルが終わると、あっという間にフィナーレの時間。
最後は「上を向いて歩こう」を皆で大合唱。
ステージと会場が一体となって閉演。あっという間の3時間でした。
マリンエイドを支えてきたボランティアスタッフたち
最後は出演者、来場者が一体となっての大合唱
「佐藤さんの、津波の中でも力強く生きる海の生き物たちの写真に勇気づけられて、
涙が出そうになりました」
「単純に、明るく楽しかったのがいい。
そして、それが復興の役に立てば、こんな嬉しいことはない」
「会場が良かった。こういうしっかりしたところでやると
やっぱりイベントとしても盛り上がりますね」
「複合型のイベントで、色々な楽しみがあった。
賛同頂いた参加者も、古川登志夫さんからファンキー末吉さんまで、
ダイバーの世界だけでないのが良かったんじゃないかな」
観客も一様に満足そうで、最後は決まって同じひと言。
「また、来年も来たいです」
広部俊明さん(総合プロデューサー)
「最初はなかなか苦戦しましたが、直前になって多くの方に協力していただき、
最後はほぼ満席になるほど集まっていただき感謝しています。
こんなに海を愛する人、支援する心を持った人がいて感激しました!
来年もすでに4月13日(土)の開催が決定していますが、
それまでにも、もっと小さい規模でもいいのでたくさんの
マリンエイドを開催できたら嬉しいです。
とにかく、忘れないために、これからも復興支援を続けていきたいと思いますので、
ご協力よろしくお願いします」
【おまけ1】
We can do it!頑張れ日本
水中写真家ポストカードセットを2名様にプレゼント!
会場で売られていたwe can do it!復興支援ポストカードの中から、
すべての水中写真家のポストカードを1枚ずつセレクト。
計13人枚1セットで抽選で2名様にプレゼントします。
※当たらなかった方もこちらから購入できます。
【おまけ2】
Smile for all.
ポストカードセットを2名様にプレゼント!
Smile for all.のポストカード8枚セットを
抽選で2名様にプレゼントします。
(これは会場では販売されていなかったものです)
なお、Smile for all.のTシャツに加えてポストカードも、
近日中にocean+αの通販サイト・Dive Marketで販売予定!
★こちらのフォームよりご応募ください。
お問い合わせ | スキューバダイビングと海の総合サイト ocean+α(オーシャナ)
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※これらのポストカードはocean+αが購入したものをプレゼントとしています。