世界の海で活躍するガイドが大集結! ~ガイド会ライブ2016参加レポート~
2016年4月2日、第7回ガイド会ライブに参加してきました。
ガイド会とは、スクーバダイビングという海中を自在に楽しむ素晴らしいレジャーにおける案内(ガイド)を職業とし、世界中の海で活動、普段触れることの少ない世界中の海の様子を、現地のガイドが自分自身の言葉で解説しながら、様々な形態の企画展やメディアを通じて、海中の案内だけでなく自然界をフィールドとする「ガイド」という職業を、より理解してもらおうと活動している団体。
(ガイド会オフィシャルサイトより)
2016年4月現在、登録会員数は39名で、今回はそのうち26人が参加されました。
日本国内のみならず、世界中からこれだけの人数が集まるのは年に一度のガイド会ライブのみ。
参加者も、旅先で出会ったガイドに再会したいと今年も約200人がつめかけました。
乾杯の発声は、写真家の吉野雄輔さんにお願いし、ガイド会ライブ2016のスタートです!
川柳フォトバトル2016のテーマは“下剋上”!
ガイド陣がそれぞれのフィールドの海で撮影した写真を持ち寄り、優勝者を決めるフォトバトル。
近年では、写真に添える川柳のクオリティも重要な審査ポイントです。
昨年の優勝者は函館・佐藤長明さん。
■川柳フォトバトル作品も紹介! 第6回ガイド会ライブ、潜入レポート
https://oceana.ne.jp/event/55898
2016年も参加者が多いので、予選を2組にわけて予選通過者が決勝に進出できるシステムが採用されました。
予選のお題は「自慢!」
自慢をテーマに数々の面白作品が登場しましたが、代表して1名ずつご紹介します。
■予選1組 長崎・中村拓朗
「なんで日だ 俺の彼女 オスだった」
■予選2組 葉山・佐藤輝
「葉山自慢 あなたのアイドル どっちかな」
ははは(笑)。
フォトバトルのルールは、「水中であればなにをやっても良い、しかし陸上と合成写真はNG」というもの。
あれ?佐藤輝さん、ばっちり陸上と合成を使用していますので、真っ向からアウト!
決勝に残るよりも体張って笑いを取に行く方を選んだのでしょう、見事に笑いを掻っさらっていきました。
※
勝ち残った8人は決勝へと進みます。
決勝のお題は「ラッキー!」
決勝はやはり“おお~”と言う声がたくさん上がっていましたが、一際大きい歓声を得たのは、宮古島の國廣哲司さんの作品。
「超ラッキー スターウォーズ 目の前で」
この写真を撮るためにスタッフと潜り、ライトセイバーは「コンサートで良く観客が振っているやつを棒につけて・・・・」と裏話もしてくれました。
審査員の水中カメラマンの皆さんも、國廣さんの優勝は文句なしといったところで、しかも國廣さん、当日が誕生日という強運(?)の持ち主!
2016年ガイド会一モッテル男になるかもしれませんね!
ちなみに、國廣さんが予選を通過した写真はこちら。
「オーロラも 祝う自慢の ウエディング」
くぅ~きざですね~でもかっこいいから、いっか(笑)
新企画!
3本のスライドショーで魅せる、各地の誇り高き海
2016年の新企画として、全6人のガイドによるスライドショーが上映されました。
まずは、函館から参戦した佐藤長明さんによりゴッコ(ホテイウオ)の一生を描いたスライド。
ゴッコ汁として北海道の郷土料理で親しまれていますが、その命がどのようにして生きていくのかを映し出した感動ムービー。
涙腺が危ないシーンがありました。
次は、ガイド会会長でもある久米島の川本剛志さんの作品を上映。
さっきまで3mmのゴッコの幼魚を見て涙していたのに、今後は15m級のザトウクジラの映像にドキドキ。
「海って、すごいな~」
こんな感想は至って当たり前のことなのですが、改めてそんなすごい海に関わることができて嬉しいなと噛みしめながらスライドを見ていました。
海が好きで、その中でもココと決めた1ディスティネーションにこだわって、毎日その海を見つめてガイドをし、その海に誇りを持つ。
ガイドってかっこいい職業だよなとここに来るたびに思います。
最後のスライドは、当日まで海のシェルパ展と題して写真を展示していた4人のガイドの集結作品。
4つの海を水深ごとに切り取って、柏島の海で水深10mならこの生物、タイの海ならこの生物と、マクロからジンベエザメまでが幅広く登場。
ここでもまた海の威力を見せつけられ、観客からは終始「はぁ~いいな~」のため息が。
きっと次に訪れたいディスティネーションが決まったことでしょう。
毎年お待ちかね、大抽選会が今年も!
さてやって参りました!
待ちに待った大抽選会。
今年もじゃんじゃん当たっていました。
ストロボに、ウエットスーツに、コモドのダイビングクルーズ乗船券まで!
私も今か今かと数字の書かれた番号を握りしめて撮影していましたが(笑)、一向にあたる気配がありませんでした。
ライブの最後は、全員が一人ずつ持ち時間30秒で自分の海を紹介する、PRタイム。
なにをPRしても良いわけなのですが、八幡野の福田航平さんは、「これは岩です。八幡野は火山の岩がいっぱいです」とPRしていました(笑)
気が付けばライブ開始からあっという間に2時間強
最後になってテンションが上がったのか、服を脱がされたり、写真撮影時に指揮者ポジションに立ってみたり・・・・まあ恒例行事のようにいろいろとありましたが、最後はみんなで無事に(?)記念撮影をし、お開きとなりました。
来年も、またみなさんにお会いできるのが楽しみです!