だからダイビングはやめられない @砂辺
■1本目は→こちら
2本目も「砂辺№1」。1本目が左側だったので今度は右側。
まず、浅瀬でモンツキカエルウオとご対面。
「鼻毛飛びだしていて、やっぱりすっとんきょうな変な顔じゃの〜」などと
呑気に撮影しつつ、ふと顔を上げると、純殿が中層を指さす。
ん? 何だか目の前に壁が……ってイワシの大群!!
〝壁のような〟という例えが大げさでない大群に久しぶりに遭遇。
うひゃ〜。すごい数。大興奮。
純殿によればこれでも数が減ったそう。
イワシの大群は8月下旬から9月頭にかけて毎年登場する砂辺の夏の風物詩。
なかなか定着しないらしいが、今年は長く居続けているそうじゃ。
やがてイワシの大群も去り、クールダウンとばかりに目をマクロモードに。
お花畑と呼ばれる名物のソフトコーラルの群生を目指しつつ、
途中ウミウシカクレエビをじっくり撮影。
ん? 何だか急に暗くなってきたぞ。雲ってきたのかのう……ってまたまたイワシの大群!!
〝雲のような〟という例えが大げさない大群に15分前以来に遭遇。
その後、名物のお花畑に到着し、
「おお、これは見事なソフトコーラルの……」と思った瞬間、やっぱりイワシの大群!
「主役は俺たちだ」と言わんばかりの自己主張に、完全にイワシ・ダイビング。
こちらもイワシのせいで主役になれなかったキンチャクガニ。
だからダイビングはやめられない、という1本。
名高いビッグスポットは期待値が高過ぎて、想像を超えることはなかなかない。
結果、「評判通りすごかったね〜」か「潜れたことがよかった」となる。
「期待100×結果80÷寺子屋変数=興奮70」ということが多い。
対して、もともと期待していなかった海で、
想像を超える場面や生物に出会ったときの興奮といったらもう。
「期待60×結果80÷寺子屋変数=興奮90」がダイビングの醍醐味。
「アクセスがしやすくて体験や講習しやすい海なんじゃろう」、
「人が入り過ぎているので逆に生物は……」、
「まあ、有名スポットだし一度くらいは潜っておかんとな」。
今回、さほど期待していなかったのが本音。
それが、生物の豊富さに加えてこのビッグサプライズ。
期待40×結果100÷寺子屋変数=興奮120
期待を超えるダイビングの何と楽しいことよ。
サプライズがなくても砂辺、おもしろいぞ。うむ。
ただ、休日の真栄田や砂辺は人が多すぎてうんざりするので、
また、平日に潜りたい。そのときは純殿、またよろしゅう!
サプライズダイビングの後のロギングは大盛り上がり。
★今回、和尚がお世話になったお店は《沖縄ダイビングサービス潜水屋》。
http://www.okinawa-d-s.com/
小島純殿は、タイやモルディブなど海外でのガイド経験を積みつつ、
神子元のガイドとして活躍。
雑誌にもよく登場していたので顔を知っているダイバーも多いじゃろう。
その後、沖縄に移住しお店をオープン。広く本島の海をガイドしておる。
「安全第一です」のモットーのもと、最強の海先案内人を目指す若きガイド界のホープじゃ。