だからダイビングはやめられない @砂辺

この記事は約3分で読めます。

日本全国潜り歩き 沖縄行脚 @本島・砂辺

■1本目は→こちら

2本目も「砂辺№1」。1本目が左側だったので今度は右側。

まず、浅瀬でモンツキカエルウオとご対面。

「鼻毛飛びだしていて、やっぱりすっとんきょうな変な顔じゃの〜」などと
呑気に撮影しつつ、ふと顔を上げると、純殿が中層を指さす。

ん? 何だか目の前に壁が……ってイワシの大群!!

〝壁のような〟という例えが大げさでない大群に久しぶりに遭遇。

うひゃ〜。すごい数。大興奮。

純殿によればこれでも数が減ったそう。
イワシの大群は8月下旬から9月頭にかけて毎年登場する砂辺の夏の風物詩。
なかなか定着しないらしいが、今年は長く居続けているそうじゃ。

やがてイワシの大群も去り、クールダウンとばかりに目をマクロモードに。
お花畑と呼ばれる名物のソフトコーラルの群生を目指しつつ、
途中ウミウシカクレエビをじっくり撮影。

ん? 何だか急に暗くなってきたぞ。雲ってきたのかのう……ってまたまたイワシの大群!!

〝雲のような〟という例えが大げさない大群に15分前以来に遭遇。

その後、名物のお花畑に到着し、
「おお、これは見事なソフトコーラルの……」と思った瞬間、やっぱりイワシの大群!

「主役は俺たちだ」と言わんばかりの自己主張に、完全にイワシ・ダイビング。

こちらもイワシのせいで主役になれなかったキンチャクガニ。

だからダイビングはやめられない、という1本。

名高いビッグスポットは期待値が高過ぎて、想像を超えることはなかなかない。
結果、「評判通りすごかったね〜」か「潜れたことがよかった」となる。
「期待100×結果80÷寺子屋変数=興奮70」ということが多い。

対して、もともと期待していなかった海で、
想像を超える場面や生物に出会ったときの興奮といったらもう。
「期待60×結果80÷寺子屋変数=興奮90」がダイビングの醍醐味。

「アクセスがしやすくて体験や講習しやすい海なんじゃろう」、
「人が入り過ぎているので逆に生物は……」、
「まあ、有名スポットだし一度くらいは潜っておかんとな」。

今回、さほど期待していなかったのが本音。
それが、生物の豊富さに加えてこのビッグサプライズ。

期待40×結果100÷寺子屋変数=興奮120

期待を超えるダイビングの何と楽しいことよ。
サプライズがなくても砂辺、おもしろいぞ。うむ。

ただ、休日の真栄田や砂辺は人が多すぎてうんざりするので、
また、平日に潜りたい。そのときは純殿、またよろしゅう!

サプライズダイビングの後のロギングは大盛り上がり。

★今回、和尚がお世話になったお店は《沖縄ダイビングサービス潜水屋》。
http://www.okinawa-d-s.com/

小島純殿は、タイやモルディブなど海外でのガイド経験を積みつつ、
神子元のガイドとして活躍。
雑誌にもよく登場していたので顔を知っているダイバーも多いじゃろう。
その後、沖縄に移住しお店をオープン。広く本島の海をガイドしておる。
「安全第一です」のモットーのもと、最強の海先案内人を目指す若きガイド界のホープじゃ。

 

\メルマガ会員募集中/

週に2回、今読んで欲しいオーシャナの記事をピックアップしてお届けします♪
メールアドレスを入力して簡単登録はこちらから↓↓

writer
PROFILE
法政大学アクアダイビング時にダイビングインストラクター資格を取得。
卒業後は、ダイビング誌の編集者として世界の海を行脚。
潜ったダイビングポイントは500を超え、夢は誰よりもいろんな海を潜ること。
ダイビング入門誌副編集長を経て、「ocean+α」を立ち上げ初代編集長に。

現在、フリーランスとして、ダイバーがより安全に楽しく潜るため、新しい選択肢を提供するため、
そして、ダイビング業界で働く人が幸せになれる環境を作るために、深海に潜伏して活動中。

〇詳細プロフィール/コンタクト
https://divingman.co.jp/profile/
〇NPOプロジェクトセーフダイブ
http://safedive.or.jp/
〇問い合わせ・連絡先
teraniku@gmail.com

■著書:「スキルアップ寺子屋」、「スキルアップ寺子屋NEO」
■DVD:「絶対☆ダイビングスキル10」、「奥義☆ダイビングスキル20」
■安全ダイビング提言集
http://safedive.or.jp/journal
  • facebook
  • twitter
FOLLOW