“藻類”キティも登場する大阪万博目前!ダイバーが注目すべき海洋保護の最前線
2025年4月13日(日)から10月13日(月)まで行われる大阪・関西万博の開催が迫る中、環境保護をテーマにした展示が続々と発表されている。その中でも、ダイバーなら注目したいのが「藻類キティちゃん」の登場だ。なんと32種類もの藻類をモチーフにしたハローキティが大阪万博の日本館に展示されるという。さらに、海洋資源の持続的活用をテーマにしたパビリオンでは、最新の海洋保護技術を体験できる。ダイバーならぜひチェックしておきたい大阪万博の海関連コンテンツの一部を紹介しよう。
32種類の藻類キティちゃんが伝える「藻類の可能性」
ダイビングを楽しむ海の中で、藻類は重要な役割を果たしている。魚たちの隠れ家となり、海洋生態系を支えるだけでなく、酸素を生み出す存在としても注目されている。近年では、藻類が食品やバイオ燃料としても活用され、持続可能な資源としての可能性も高まっている。そんな藻類の多様性や魅力を発信するのが、大阪万博に登場する藻類に変身したハローキティだ。今回発表されたのは、なんと32種類もの藻類キティ。それぞれ異なる藻類をモチーフにしており、楽しみながら藻類の世界に親しむことができる。
日本館の「ファームエリア」では、藻類の培養装置「フォトバイオリアクター」が展示され、藻類がどのように培養され、食品や燃料として活用されるのかを体験できる仕組みになっている。ダイビングを通じて藻類に親しんでいるダイバーだからこそ、その可能性をより深く理解できるかもしれない。
▶︎詳細はこちら(【展示公開 第 1 弾】日本館に「ハローキティ」が登場!社会課題を解決する鍵となる 32種類の「藻類」に扮したハローキティを公開 | 経済産業省のプレスリリース)
大阪万博の海洋パビリオンとは?ダイバーが注目すべきポイント
大阪万博の海洋パビリオン「BLUE OCEAN DOME」は、ダイバーなら見逃せない展示が満載だ。テーマは「海洋資源の持続的活用と生態系保護」。建築家・坂茂氏による竹やカーボンファイバーを活用したサステナブルな構造も特徴的で、まるで海の中にいるような空間が広がる。
ドームAでは、水の循環をダイナミックに再現し、潮流や波の動きを体感できる。ドームBでは、サンゴ礁の白化や海洋プラスチック問題など、迫力の映像が私たちの意識を揺さぶる内容になっている。ドームCでは、世界中の海洋保護プロジェクトが紹介され、未来の海を守るための具体的な取り組みを知ることができる。
さらに、万博終了後はこのパビリオンがダイバーにもお馴染みのモルディブに移設され、海洋保護の象徴として活用されるという。今後の海の未来を考える絶好の機会になるはずだ。
▶︎詳細はこちら(BLUE OCEAN DOME(ブルーオーシャン・ドーム) | EXPO 2025 大阪・関西万博公式Webサイト)
万博と聞くと、最先端技術や文化交流のイメージが強いかもしれないが、今回の大阪万博は「持続可能な未来」に向けた具体的な取り組みを知る場としても注目されている。水中の美しい景色を楽しむだけでなく、海を守るために何ができるのか?これからのダイビングライフはどう変わるのか?海洋パビリオンや日本館での展示を通じて、こうした問いの答えを見つけられるかもしれない。藻類キティちゃんで楽しみながら、ダイバーとして海の未来について考える。そんな新しい万博体験を、ぜひ味わってみてはどうだろうか?
▶︎大阪・関西万博特設サイト