PADIの環境保護コースが日本語対応に!eラーニングで学べる「Dive Against Debris」
世界186ヶ国に展開するスキューバダイビング教育機関PADI(株式会社パディ・アジア・パシフィック・ジャパン)は、2025年3月5日より「Dive Against Debris」スペシャルティ・コースの日本語版eラーニングをリリースした。水中ごみを回収し、海洋保護活動に貢献することを目的としたこのプログラムは、ダイバーに向けた市民科学活動の一環として開発されたスペシャルティ・コース。今回のリリースにより、日本語でも事前学習をスムーズに進めることができるようになった。

水中ごみを回収し、データとして活用。
ダイバーにできる環境アクション
「Dive Against Debris」スペシャルティ・コースは、ダイバーが水中に沈むごみを回収し、調査データを記録・提出する活動を通じて、海の保護に貢献する市民科学プログラム。海に流入するごみの約70%は海底に沈むとされており、水中環境の保護に関われるのはダイバーならではの役割。PADIでは、この課題に対応するために本コースを開発し、海洋研究者や政策立案者が活用できるデータの収集にもつながる仕組みを整えている。活動に参加することで、海洋ごみが環境に与える影響や、回収時の安全な手順、分類方法、データの提出方法などを学び、安全かつ効果的なアクションを身につけることができるのだ。

eラーニングで、もっと自分のペースで学べる
今回新たにリリースされた日本語版のeラーニングでは、コース前に必要な知識をスマートフォン、タブレット、PCなどを使って学習可能。PADIトレーニングアプリを利用すれば、オフラインでも教材の閲覧ができるため、「ショップに通う時間がとれない」「旅先で学習したい」というニーズにも対応している。
事前学習(eラーニング)の後は、以下のステップでコースが進行する:
- ●ブリーフィングとダイブプランニング
- ●水中ごみ回収ダイブ(1ダイブ)
- ●データの記録と提出(AWAREへ報告)
参加条件は以下のとおり:
- ●資格:PADI(ジュニア)オープン・ウォーター・ダイバー、またはPADIフリーダイバー、PADIアドヴァンスド・マーメイド以上、または相当する資格
- ●年齢:12歳以上
※本コースは、PADIアドヴァンスド・オープン・ウォーター・ダイバー・コースのアドベンチャー・ダイブとして認められるほか、PADIマスタースクーバダイバー認定に必要なスペシャルティとしてもカウント可能。

ごみの問題に対して、ダイバーとしてできることをアクションに変える。「Dive Against Debris」スペシャルティ・コースは、水中世界を楽しむだけでなく、その環境を守る一員となるための第一歩だ。
▶︎スペシャルティ・コース詳細・開催ショップ情報はこちら:PADI公式 Dive Against Debrisページ
▶︎日本語eラーニング教材の購入についてはこちら:PADIデジタル教材一覧ページ