日本初、アクアワールド大洗水族館でシロワニの赤ちゃん展示開始

日本一のサメの飼育展示数を誇る「アクアワールド茨城県大洗水族館(以下、大洗水族館)」では、2021年6月17日に待望の“シロワニの赤ちゃん”が誕生し話題を呼んでいる。これは、世界で5園館目の快挙であり、日本では初めての例だという。誕生して以来、バックヤードにて順調に成長し、シロワニの赤ちゃんの状態が安定したとのことで10月12日より一般公開を開始する。

「シロワニ」と聞くと、白いワニを想像する方も少なくないと思うが、、絶滅危惧種に指定されているれっきとしたサメであり、大洗水族館でも開館以来その飼育や繁殖に注力してきたとのこと。繁殖の成功は非常に難しく、世界的にも貴重な展示となっている。

シロワニ赤ちゃん展示とプロフィール

シロワニ

(2021年9月30日現在)

■シロワニの赤ちゃん展示について
展示開始日時:2021年10月12日 12時〜
展示場所:3階「世界の海ゾーン1」内・「サメの海2」水槽
※バックヤード水槽から「サメの海2」水槽へ赤ちゃんの移し替えを行う

■プロフィール
2021年6月17日誕生 メス
体長:108.8cm
(出生時:92.2cm)
体重:7.6㎏
(出生時:4.3㎏)

担当飼育員からのメッセージ

「無事生まれてくれたのでホッとしました。何よりも生まれた瞬間は興奮しすぎて、記憶がありません。水槽前で生まれる瞬間を見ることができたのですが、確認すると同時に取り上げのため体が勝手にバックヤードに向かって走っていました。今回の親魚も子供の時から娘のように育てている個体ですので、その子供はかわいくて仕方ありません。おじいさんが孫を見る目はこんなものかなと思っています」。

「シロワニ」について

和名:シロワニ(ネズミザメ目 オオワニザメ科)
英名:Sandtiger Shark
学名:Carcharias taurus
生息地域:大西洋の温帯~熱帯域、地中海、インド洋~西部太平洋
特徴:細長くて鋭い歯をした凶暴そうな顔つきですが、おとなしい性格のサメ。胃の中に空気を飲み込んで浮力を調節する。水槽でも空気を吸うため水面に上がってくることもある。

「アクアワールド茨城県大洗水族館」の公式ホームページはこちら

日本初の快挙達成の背景には、20年という期間と試行錯誤が繰り返されたはずだ。水族館の役割のひとつである「種の保存」という任務をきちんと果たしながら、来館者に充実した空間と時間を届ける大洗水族館。これからもシロワニの赤ちゃんが元気に成長してくれることを心より願いたい。

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PROFILE
静岡県西伊豆町出身。

ドルフィントレーナー専門学校を卒業後、ダイビングインストラクターや操舵手といった海に関わる職歴を持つ。

現在は、ライターとして「地球に暮らす全ての生き物がHAPPYな未来を」と願い、記事を書く。