理系脳が欲しい……
自慢じゃないが、高校時代、物理も化学も赤点だ。数学も10段階で3。
どうせ大学受験に必要ないと興味すら持たず、化学は先生が空いている机を見て
欠席者を認識して出席を取るシステムだったのをいいことに、
机を隠してさぼっていた。
ひょっとしたら化学の先生は僕の存在を知らなかった可能性すらある(笑)。
しかし、ダイビングの世界、
特にプロの世界では結構理系なことについて考えなければいけない。
和尚の師匠である、だるまおこぜさんにダイブコンピュータや潜水医学のこと、
器材のことでよく説法を受けていたが、
理解するのに相当な時間を要し、いつも頭から湯気が出ていた。
最終的には、その分野は最低限のことを理解したら、
あとは詳しい人に任せようと開き直っていたのだが、
そうはいかないことに直面することも多々。
そして、ここ数日苦しめられているのが適正ウエイト。
実際に海ではかってしまえば簡単で確実なのだが、
「数字を打ち込むだけでわかったら嬉しい!」と
思いつきで計算式を作り始めたのがドツボの始まり。
体表面積の公式、厚さ別のウエットスーツ1cm辺りの浮力、
体脂肪の浮力、器材の浮力、平均肺活量……。
計算式がなかなかできない。
いや、結局は個人差の壁に勝てずに
お遊びな数字になるのはわかっているのだが、
始めると細かくなってしまう性格。
理系脳が欲しい……。