脱エロ宣言
きっと心に隙間があったのだろう。
暇な電車で読むために手に取った本はよくある啓蒙本だった。
常々、集中力のなさを改善したいと思っていたのだが、
その本によれば、何かひとつのこと、できれば好きなことを我慢することにより、
集中力どころか人生まで変わるというようなことが書いてあった。
やってみようではないか。我慢。
本では禁煙や禁酒の例が書いてあったが、
タバコは元々吸わないし、お酒をやめたら何のために生きているかわからない。
さて困ったと思っていたときにたまたま読んだコラムの中で、
「アダルトビデオを見ない。そして、それにまつわる全ての行為も禁止」という
劇団ひとりの誓いを目にした。
ちなみに、「ゴールは夢精」までということだった。
男、いや、益荒男だ。
アダルトビデオは嫌いな方ではない。ごめんなさい。好きです。
白石ひよりは神である。聞いてない。
一番笑ったタイトルは「見て肛門」。この紋所が目に入らぬか〜〜。やめなさい。
よし、劇団ひとりを見習って、
僕も「アダルトビデオを見ない。そして、それにまつわる全ての行為も禁止」。
仲間がいると思えばよりがんばれるはずだ。
確かにアダルトビデオが集中力、いや、人生の妨げになっていると感じるときがある。
AVは年がら年中見ているわけではないが、
暇なときに限って、時間つぶしに見てしてしまう。
それに、忙しい時も現実逃避のためについつい見てしまうのだ。
「年がら年中やんけ!」
皆さん、ツッコミありがとうございます(笑)。
早速、禁欲生活に向けて準備開始。
まずは、長年お世話になってきたアダルトサイト「カリビアンコム」を断腸の思いで退会。
はじまりはいつもカリビアン
現実世界では僕は一般人として仮の姿で生活していたが、
何を隠そう、このサイトでは超VIP会員である。
何者かに銃撃を受ければ、シークレットサービスが身を挺して守ってくれるほど
高貴な身分が真の姿なのである。
カリビアンコムは、お気に入りフォルダにももちろん入っていたが、
超VIPという真の姿を忍ぶため、「ハッピー」という名前で登録。
ん? なぜか顔がとてつもなく熱い
そして、ダウンロードした動画もすべて削除し、出版物やDVDも廃棄。
ということで、ここに脱エロを高らかに宣言!
冗談のように書いてきたが、かなり本気ですでに1週間。
しかし、だ。
今日、気づいてしまったことがある。同志だと思っていた劇団ひとり。
そういや、かわいい嫁がいるではないか!
「アダルトビデオを見ない。そして、それにまつわる全ての行為も禁止」
って、倦怠期夫婦の旦那が普通によく使う手ではないか!くそ。だまされた。
「ケガをすると血が止まらない」、「瞳孔が開きっぱなし」、「猫がなつく」、
「座っても、気がつくと立っている」、「本鵠沼でイナゴが大発生する」
どんな副作用が出るか想像もつかないが、孤独に戦い続ける所存です。
いや、本当に。