危険な独り暮らし

前のブログの対して、“同じ空間に他人がいる苦痛”に関するコメントをいただいた。

僕も同じように自分のペースを保てる独りが一番快適だったのだが、
最近、独りが心底マズイと感じることがある。

真っ暗な家に帰るのが寂しいので、いつも玄関の電気はつけっぱなし。
そして、玄関に入ると僕は割としっかりと「ただいま〜」と言う。

寂しいので、見たくもないテレビをとりあえずつけ、
「んなわきゃない」、「マジで?」とテレビと割とよく話す。
テレビ、結構、従順ないい奴です。あ、なぜか涙が……。

ここまでは、自分の中では問題ない。

ただいまの挨拶は独り言というより習慣のようなものだし、
テレビとの会話は、テレビの中でツッコまれるようなことがあり、
それに対して僕がツッコミを入れているだけで、
客観的に見て、切なくはあるが、成立はしている。

しかし、さすがにマズイと思ったのは本気の独り言。
頭の中の妄想が声に出てしまうときだ。

しばし頭の中で、都合のいい仕事なり恋愛のドラマが始まる。
内容は死んでも書けない。
そんな頭の中でしゃべった、「あ、こっちこそよろしく」とか
「そりゃないだろ」が声に出てしまうことがある。

ふと、そんな状況を俯瞰して考えてみた。

ソファーに横たわるおっさんが、1時間くらいニヤニヤしたりハラハラしたりして、
たまに「おいおい、待てよ」とか言っているマンションの一室。

ホラーである。

同じような状況をどこかで見たことがある……。
駅で独り言を言って彷徨う、あれか! 
この恐怖感も同棲を決意させた一因だ。

明後日が病院で全身検査で、明日はその準備の日。

独りでいるとロクなことがない。
早いとこ、体のメンテを済ませて、とにかく、早いとこ潜りにでかけよう。

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PROFILE
法政大学アクアダイビング時にダイビングインストラクター資格を取得。
卒業後は、ダイビング誌の編集者として世界の海を行脚。
潜ったダイビングポイントは500を超え、夢は誰よりもいろんな海を潜ること。
ダイビング入門誌副編集長を経て、「ocean+α」を立ち上げ初代編集長に。

現在、フリーランスとして、ダイバーがより安全に楽しく潜るため、新しい選択肢を提供するため、
そして、ダイビング業界で働く人が幸せになれる環境を作るために、深海に潜伏して活動中。

〇詳細プロフィール/コンタクト
https://divingman.co.jp/profile/
〇NPOプロジェクトセーフダイブ
http://safedive.or.jp/
〇問い合わせ・連絡先
teraniku@gmail.com

■著書:「スキルアップ寺子屋」、「スキルアップ寺子屋NEO」
■DVD:「絶対☆ダイビングスキル10」、「奥義☆ダイビングスキル20」
■安全ダイビング提言集
http://safedive.or.jp/journal
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