危険な独り暮らし
前のブログの対して、“同じ空間に他人がいる苦痛”に関するコメントをいただいた。
僕も同じように自分のペースを保てる独りが一番快適だったのだが、
最近、独りが心底マズイと感じることがある。
真っ暗な家に帰るのが寂しいので、いつも玄関の電気はつけっぱなし。
そして、玄関に入ると僕は割としっかりと「ただいま〜」と言う。
寂しいので、見たくもないテレビをとりあえずつけ、
「んなわきゃない」、「マジで?」とテレビと割とよく話す。
テレビ、結構、従順ないい奴です。あ、なぜか涙が……。
ここまでは、自分の中では問題ない。
ただいまの挨拶は独り言というより習慣のようなものだし、
テレビとの会話は、テレビの中でツッコまれるようなことがあり、
それに対して僕がツッコミを入れているだけで、
客観的に見て、切なくはあるが、成立はしている。
しかし、さすがにマズイと思ったのは本気の独り言。
頭の中の妄想が声に出てしまうときだ。
しばし頭の中で、都合のいい仕事なり恋愛のドラマが始まる。
内容は死んでも書けない。
そんな頭の中でしゃべった、「あ、こっちこそよろしく」とか
「そりゃないだろ」が声に出てしまうことがある。
ふと、そんな状況を俯瞰して考えてみた。
ソファーに横たわるおっさんが、1時間くらいニヤニヤしたりハラハラしたりして、
たまに「おいおい、待てよ」とか言っているマンションの一室。
ホラーである。
同じような状況をどこかで見たことがある……。
駅で独り言を言って彷徨う、あれか!
この恐怖感も同棲を決意させた一因だ。
明後日が病院で全身検査で、明日はその準備の日。
独りでいるとロクなことがない。
早いとこ、体のメンテを済ませて、とにかく、早いとこ潜りにでかけよう。