どうでもいい話
どうしても覚えられない言葉。
スジクロユリハゼなのかクロスジユリハゼなのか、僕はどうしても覚えられず、
こう書いている今でも、どっちであったか自信がない。
また、湘南新宿ラインだったか新宿湘南ラインだったかも、
いつもまこ社長にあべこべだよと指摘される。
先日、会ったダイバーさんは、
マンタがオニマキイトエイなのかオニイトマキなのかがツボで、これは稀ではあるが、
以前に何度か同じケースを見ているので、一定数いるようだ。
僕はこの言葉は大丈夫な言葉なので、なんで間違えるのか不思議だし、
見ていておもしろいのだが、僕とツボが違うだけで同じことなのだろう。
思い込んでいた言葉。
台風一過を台風一家と思い込んでいたり、
“情けは人のためならず”が情けをかけるとその人のためにならない
という意味だと思い込んでいるというのが有名な例だが、
先日、友人が思い込んでいる言葉には驚いた。
ボーイズトークで卑猥な言葉ってなんだろう?という話になり、
僕が「”もみしだく”ってエロいよなー」と言うと、
彼は「男らしいっちゃ、男らしい言葉」だと言う。
なんだか温度差を感じたが、まあ、男らしい言葉でもあるなとも納得したが、
その後、もみしだくについて話すと何だか噛み合わないのだ。
彼は、「もみしだくの前にオッパイという言葉をいれるのはおかしい」と言う。
僕は「オッパイをもみしだく……おかしくないじゃん。っていうか、
普通だよね」と返すも納得いかない様子。
「パイオツをもみしだく、ならいいの?」と言ってみても
「そういうことじゃない」と噛み合わない。
なんだろ、このすれ違いは。と話を続けているうちに、やっとすれ違いの原因がわかってきた。
彼は言う。
「だってさ、オッパイという言葉が強すぎて、”抱く”が置き去りというか、
弱まるじゃん。あえて入れるなら、彼女をもみしだくでしょ?」。
あ! ここか、すれ違いポイントは。
なるほど、そういえば、彼のアクセントはおかしい。「もみし、だく」だ。
そう、彼の中でもみしだくは、「揉みし、抱く」だったのだ。
「揉みし」はおかしいだろと思うが、彼の中では「仰げば尊し」的な 笑。
それ間違ってるよと教えても、そんなことはないと言いはるので、
携帯辞書で意味を見せたら、やっと納得していたが、
同時にめちゃくちゃ驚いていた。
「俺は彼女を揉みし抱くぜ」
確かに、それならちょっと男らしい言葉かも 笑。