コンパス生活のすすめ!?〜鳥の目が手に入り、水着のお姉さんも見つかる!?〜
ダイビングに欠かせないアイテムのひとつコンパス。
これが、陸上でも結構使えます。
例えば道を知りたいとき、今は携帯の地図を見ることが一般的ですが、今いる地点と行きたい場所の位置はわかるけど、どちらに進めばよいかわからない。
東西南北の感覚はなかなか瞬時にはわからないものです。
そんな時、リストコンパスを併用すれば、方角がわかり、スムーズに目的に行くことができるでしょう。
たとえ道に迷っても、だいたいの方角で進めば大きな道路に出るくらいはできます。
また、自分の位置を把握することは、俯瞰した視点、つまり一種“鳥の目”を手にいれることができます。急に世界が広がります。
これは水中でも言えることで、たとえガイドについて潜る場合でも、コンパスで自分の位置を把握しておくと視野が広がり、安全も楽しみも増すことでしょう。
陸上の方が、安定した目印があるし、地図もしっかりしたものがあるので、普段からのナビゲーションの練習にも良いかもしれません。
「あんな大きなもの……」と思う方もいるかもしれませんが、ダイバーにはお馴染みの、時計に付けるタイプの小さなリストコンパスや
可愛いビジュアルで女性にも人気のコンパスQなど、
水中でも陸上でも使えるお手軽コンパスが売られています。
また、スント社に代表されるような、ウオッチ型のダイブコンピューターに内蔵された電子コンパスなんかもオススメです。
今やスマートフォンにコンパスが内蔵されているケースも多いですが、時計と同じように、リストにあってさっと見られるのがポイントです。
それに、大きなリストコンパスだって、ある意味オシャレな気もします。
実際、僕も学生時代、ダイビングを愛するあまり、「なんてオシャレなアイテムなんだ!?」とリストコンパスを偏愛し、キャンパスはもちろん、デートだって、冠婚葬祭だって、いつだってリストコンパスを付けている時期がありました。
ちなみに、ディズニーランドでは特に役に立ちました(手をクロスさせて進むと怪しいので要注意)。
先取りし過ぎて(笑)、誰にも受け入れられないばかりか、ちょっとこじらせちゃった系に見られてしまいましたが、今こそ、新しいオシャレアイテムになるかも!?
最後の大きいリストコンパスの是非はさておき、陸上でのコンパス生活は本当にオススメです。
コンパスと上手につきあえば、陸上でも水中でもきっと世界が広がるはずです。
【おまけ】
今まで聞いた中で、陸上でコンパスを有効活用した一番の例であり、一番無駄に使ったような気もする例を紹介します。
「イントラが『●●さん、あそこにすごい水着のおねいさんが!』と言うものの、たくさん人がいてよく判りません。
そこで、ハッと気がつき、コンパスを持ち、『すいません、何度の方向ですか?』、『58〜60度くらいです』で、無事に発見できました。
なるほど、確かにそのおねいさんは……。
これほどコンパスをありがたいと思ったことはありません」
果たしてコンパスは喜んでいるか、悲しんでいるのか(笑)。
好きこそものの上手なれ。
興味があることに活用してこそ上達も早いというまとめでひとつ……。