耳ぬきが苦手な人必見!「耳抜きは誰でもできる」が持論の三保仁先生に診察していただきました
私、自慢じゃないけど耳抜きが苦手です……。
それに、最近、無理をしたのか調子が悪い。
これからガンガン潜りに行きたいし、スキンダイビングで、イルカやクジラとも一緒に泳ぎたいので、何とか解決したい。
そこで、オーシャナでもおなじみの三保耳鼻咽喉科院長で日本を代表するテックダイバーでもある三保先生に診てもらいに行ってきました!
早速、三保耳鼻科は午後の診療が15:00~なので、午後一番で予約を取り病院のある大倉山へ。
受付番号の紙をもらい、モニターで番号を呼ばれたら診察室のなかへ。
「先生お久しぶりです。以前、オーシャナのパーティーでお会いしました稲生です」
なんて挨拶をするものの、私の目は先生の顔を捉えておらず、ずらっと並ぶ医療器具に釘づけ。
なぜって?
私、耳鼻科も苦手なんです・・・昔から(泣)
幼少の頃から、アレルギー性鼻炎かなんかで鼻の吸入したり、鼻血がよく出る子だったので、鼻腔粘膜焼灼を受けたりと耳鼻科は怖いところというイメージが植えつけられていたので、今になっても少し怖い(笑)。
なので、ダイビングを始めた当初から耳抜きは苦手だったのですが、病院嫌いなんて幼稚園児みたいなことも言っていられなくなったので、三保先生のところにお世話になることになったのでした。
とは言ったものの、写真を見てみたらこの表情(笑)。
これからの治療、頑張ります。
さて、治療っていってもどんなことをするのか、また、これから病院にかかろうと思っている方に少しでも安心してもらおうと(普通の人は特に怖くないのか)、診察の流れをレポートしてみようと思います。
まずは問診から。
「耳を壊す人っていうのはね、酒気帯び運転と同じなんです」とトンチのようなことをいう三保先生。
酒気帯び運転? どういうことでしょう。
「耳を壊す人は耳抜きができない人じゃない。耳抜きがきちんとできる人はそもそも問題ないし、できない人は2mの時点で潜れない。耳抜きができるけど、正しくできていない人が壊すのです。」
はい……。
「要は酒気帯び運転と一緒で、お酒をそもそも飲んでいない人は問題なく、泥酔して立てないような人は運転しない。つまり、飲んでるけど、運転できるレベルの人が危ない。事故を起こしたら(耳を壊したら)おしまいでしょう。」
なんですかそれは! わかり易すぎる! 納得です!!
私、酒気帯び運転していたんですね。
問診の次は、実際に耳の調子を調べていただきます。
そこで衝撃の一言。
「あなた、耳掃除しすぎ」
え、うそ、そこ?笑
なんと耳掃除はしなくていいと言われました。
特にに綿棒で掃除をすることはNGだそうです。
私の場合、鼓膜の手前に綿棒で掃除をする人特有の傷がついていました。
「耳掃除はしなくていいです。聞こえないほど溜まるのには2年くらいかかるし、そもそもダイバーは、水に入ってしまうので洗い流されてしまいます。年に2回くらい、耳鼻科で取ってもらってください。」
問診、診察が終わると、耳管機能検査
耳管機能検査とは、つばのみ検査と耳抜き検査の2つ。
結果。
つばのむ力が弱いから、それだけじゃ耳抜きはできない。
では鼻をつまんでの耳抜きはどうかというと、スピードは速すぎるのに、圧力は足りていない。
要するに、下手くそってことです。
下手くそが数値的に立証された訳です(泣)。
なので、耳抜きが一般人レベルにできるようになるために、オトベントももらって練習することに。
「じゃあちょっと練習してみましょうか。私がやって見せますので、後に続いてくださいね」と、簡単にやってみせてくれた看護師さん。
では私もと力を入れると・・・。
全く膨らまない!
何回かやるうちにできるようにはなりましたが、やはり、力が足りないんだということを痛感。
これから家で練習して、その成果を8月下旬の診療の際に先生の前で実践披露(診察ですが)します。
いまから不安、MAXです(笑)
でも、耳抜きが上手にできないのは耳が悪いからだと思っていましたが(それもあるかもしれませんが)、うまくコツがつかめていなかったんですね。
「正しい方法を知ってコツをつかめば、耳ぬきは基本的に誰でもできる」という三保先生の言葉を聞いて、練習すれば改善することがわかり、希望もMAXです!
※診察代はオトベント込みで4,160円でした(症状や時間など人によって異なりますので、参考までに)