冬でも一緒に泳げるハワイ島のイルカ
野生のイルカは世界中の海に生息していますが、一緒に泳げる場所というと限られてきます。
確率高く野生のイルカに遭遇でき一緒に泳ぐことができるのは、御蔵島、小笠原諸島、利島、バハマ、ハワイ島、オーストラリア、ニュージーランド、ジープ島(トラック諸島)などです。
この中で、私の一番好きな場所は御蔵島なのですが、今回はのハワイ島のイルカについてお話したいと思います。
御蔵島や利島では冬の時期のドルフィンスイムが禁止されており、小笠原も冬はかなり寒く海も荒れやすいため遭遇率が下がります。
バハマもドルフィンスイムクルーズに行けるのは春から夏頃。
ですが、ハワイ島では1月や2月でも野生のイルカに出会うことができます。
ハワイ島は、別名「ビック・アイランド」と呼ばれるハワイ諸島最大の島。
活火山を有するこの島の気候は、亜熱帯気候から山頂はなんとツンドラ気候!
広い広い道を車で走っていると、南国から砂漠へ、高山へと気候帯が変わるのが分かります。
なんともスケールの大きな大自然。
そして、ハワイ島の暖かい海では、イルカ達(主にスピナードルフィン)が朝から昼にかけて島の周りの湾など浅い場所に入ってきて、眠って休んだり遊んだりします。
スピナードルフィン(ハシナガイルカ)は、勢い良く飛んだり、回りながらスピンジャンプをすることから、この名がつけられています。
私が初めてハワイ島のイルカたちに出会ったのは2010年の2月。
白い砂の広がる、広い広い海。
イルカ達は群れを成し、ゆっくりと眠るように泳いでいた。
そっと潜り、遠くから眺めるように泳ぐ。
イルカ達はこちらの存在に気がついたようだ。
やがてピーピーと甲高い声で鳴き始めた。
お互いに、ゆっくりと、近付いた。
そして、見つめ合い、共に泳いだ。
スピナードルフィンの吻(口)は細長く、とても美しい流線型をしていた。
その美しい身体に見とれながら、ゆっくりと一緒に泳いだ。
つぶらな瞳。
くりっとした丸い瞳は、とてもとても印象的だった。
こんな風に、数頭のイルカに囲まれ、ゆったりと一緒に泳いだときもあった。
御蔵島でも、水面で長いことイルカに挟まれて目を合わせてゆったりと泳ぐことがあるが、ハワイ島でも同じだった。
イルカの種は違えど、好奇心旺盛なイルカが、一緒に遊ぼう、一緒に泳ごう、と思ってくれたときの泳ぎ方は、世界共通らしい。
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このカレンダーの1,2月はハワイ島で撮影した写真です。
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