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ダンゴウオをテーマに語る「一種徹底観察」の魅力とは閲覧無制限

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徒然コラム

ダンゴウオ(撮影:佐藤長明)

私は生物の観察が大好きです。
一つの生き物をじっくりと観察してみると多くの発見があります。

例えば、同じ種類でも個体により性格や行動に違いを感じたり、住まい選びに共通点があったりします。

また、種間同士の関係もそうですが、それ以外にもご近所事情や生息環境なども含めて一種を観察する事で、結果的にフィールドの特徴まで見えて来たりします。

そんな潜り方をする事で、生き物の大きさに関わらず野生生物は他者との関わりの中で生きている事を実感できます。

また、撮影においてもその生き物の癖やコツをつかめれば、今まで以上に良い結果が得られます。

“一種徹底観察”は、ホームゲレンデなどフィールド情報に精通した水域が望ましいのですが、観察する種が繁殖期だったりする場合には、少ない本数しか潜れない旅先でも成果が上がる場合もあります。

現地ガイドの情報を入手し、効率よく撮影するのも一つの手かもしれません。

話が少し横道にそれましたが、自分が好きな生き物から初めてこの経験を積んでおく事で、旅先の海の楽しみ方も上手になります。

私は、震災までフィールドとして潜っていた宮城県志津川の海で、ダイバーにも人気の愛くるしいダンゴウオに魅かれ一種徹底観察。
同じダンゴウオでも表情や行動も様々で、ダンゴウオだけを集めた写真集を出版したほどです。

ピンク色系のダンゴウオは、自分の体色を知っているかのように同系色に溶け込みます。

ダンゴウオ(撮影:佐藤長明)

こんな綺麗な個体がいたかと思えば、何ともごつい個体もいます。

ダンゴウオ(撮影:佐藤長明)

ブッチャーのようなおでこは、他者から捕食されかけた時についたものと考えています。

物陰でしか撮影させてくれない、シャイ?な性格のものもいます。

ダンゴウオ(撮影:佐藤長明)

次回からは、私が長年、ダンゴウオを徹底観察して撮影できた、ダンゴウオの貴重なシーンをご紹介していきます。

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