【連載】ダイバー必見!2023年、全国各地のガイドたちが薦める海はここだ!(第9回)

【神奈川県・城ヶ島】ダイバー必見!2023年秋、全国各地のガイドたちが薦める海はここだ! 連載No.9

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「あの海、今年はどんな感じかなぁ…」、「次はどこに行こうかなぁ…」と考えているダイバーの皆さまへ、全国各地のガイドたちが今シーズンの現地の海情報を提供!今回は、神奈川県三浦市にダイビングショップを構える、「城ケ島ダイビングセンター」のガイド・杉山 隼斗(すぎやま はやと)氏(以下、杉山氏)にお話を伺った。

編集部

おすすめの海を教えていただけますか?

杉山氏

城ヶ島の岩骨(いわぼね)「へいぶ根」「梶の浜(ビーチ)」がおすすめです!

地形の起伏も激しく、回遊魚の大群もやって来るボートポイント「岩骨」

地形の起伏も激しく、回遊魚の大群もやって来るボートポイント「岩骨」

ボートポイント「へいぶ根」は、マクロ生物の宝庫

ボートポイント「へいぶ根」は、マクロ生物の宝庫

初心者から楽しめるビーチポイント「梶の浜」

編集部

最近の海の様子を教えていただけますか?

杉山氏

「岩骨」、「へいぶ根」といったボートポイントでは、これから冬になり、水がより透き通ってくると、サガミリュウグウウミウシやゴマフビロードウミウシ、ボブサンウミウシなどのフォト派ダイバーに人気なウミウシたちが海藻に着き始めます。春先になるとボートポイントのウミヒドラにスミゾメミノウミウシ、サクラミノウミウシ、ガーベラミノウミウシが定着し、ウミヒドラとウミウシたちでワイドな写真も撮れます!

体色が、白地と黄色の2パターンあるゴマフビロードウミウシ

体色が、白地と黄色の2パターンあるゴマフビロードウミウシ

派手目な体色を持つボブサンウミウシ

派手目な体色を持つボブサンウミウシ

ウミヒドラにスミゾメミノウミウシ、サクラミノウミウシ、ガーベラミノウミウシが定着しているので、ワイドで撮影してもおもしろい

ウミヒドラにスミゾメミノウミウシ、サクラミノウミウシ、ガーベラミノウミウシが定着しているので、ワイドで撮影してもおもしろい

また、「梶の浜」というビーチポイントでは、冬から春の間に関東では珍しいダンゴウオやスナビクニンが毎年確認されています。去年は大量に発生し、顔を水面に着ければ見られるほどでした。今年は個体数が少なかったですが、来年は数多く出てくれると嬉しいです。

ダイバーのアイドル・ダンゴウオ

ダイバーのアイドル・ダンゴウオ

ずんぐりとしたフォルムがかわいいスナビクニン

ずんぐりとしたフォルムがかわいいスナビクニン

編集部

ウミウシが種類豊富に見られるんですね!そして、かわいい生物もたくさん!
今はどのようなゲストさんが多いですか?

杉山氏

夏は都心から近いということもあり、エントリーレベルのお客様が多いですが、冬になると小さい生き物たちが増えるのでじっくり撮影したいフォト派ダイバーのお客様が増えてきます。

編集部

京急品川から電車で90分のアクセスの良さだと、初めてダイビングをする方でも気軽に行けますね!最後に一言お願いします!

杉山氏

都心から一番近いダイビングリゾート・城ヶ島。日帰りでも簡単に来られますので、皆さま是非お越しくださいませ。

編集部

杉山さん、ありがとうございました!

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PROFILE
0歳~22歳まで水泳に没頭し、日本選手権入賞や国際大会出場。新卒で電子部品メーカー(広報室)に入社。同時にダイビングも始める。次第に海やダイビングに対しての想いが強くなりすぎたため、2021年にオーシャナに転職。ライターとして、全国各地の海へ取材に行く傍ら、フリーダイビングにゼロから挑戦。1年で日本代表となり世界選手権に出場。現在はスキンダイビングインストラクターとしてマリンアクティビティツアーやスキンダイビングレッスンを開催。
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