ホッキョクグマに優しい生活をしよう

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ども、太陽系方面担当副部長です。
気がつくとこのコミュの投稿が下ネタばかりというなげかわしい状態なので(いったいなぜだろう?)、軌道修正の意味もこめて、まじめな記事を書いておきます。
今日は仕事で近くに寄ったついでに『地球の潜り方』を製作中のオフィスアトールにおじゃましてきました。そしたら、ちょうどオフィスに来ていた当コミュメンバーのアサカワ氏が、入稿完了ということだったので、男二人で『アース』を見ることに。この映画は、海洋ドキュメンタリーの金字塔『ディープブルー』の制作スタッフの作品なので、このコミュの会員の皆さんの中にも、気になっている方やすでに観た方もいらっしゃるのではないでしょうか。


映画は、2カ月間、太陽の登ることのない真冬の北極からスタートし、ツンドラ、タイガ、ヒマラヤ、熱帯のジャングル、サバンナ、南極海へと、地球のさまざまな風景と、そこに暮らす生き物たちの生活を追いながら、奇跡の星、地球を縦断していくドキュメントです。予告編
水中は全体の1/4弱と、それほど多くなかったのですが、ザトウクジラの親子の旅を軸に、魚雷のように水面すれすれを疾走するマイルカの群れや、小魚の群れに襲いかかるバショウカジキの群れなど、眼前にド迫力で映しだされていて、いったいどうやって撮ったんだろう? と舌を巻く映像で溢れていました。
↑こうやって撮ってたみたい……ってか近すぎ。
でもなんといっても圧巻は、アシカをひとのみにしながら水面にジャンプするホホジロザメ。おそらく海底から水面を泳ぐアシカにアタックし、勢いあまって水上に飛び出した瞬間だと思いますが、その迫力と絶対的な凶暴性は、神々しいほどでした。いや、ほんと、ホホジロ最強です。映画の中では、チーターとかオオカミとかライオンとか、肉食動物もたくさん出てくるのですが、なんていうか、食物連鎖の上のほうにいる補食動物とはいえ、食う方も食われる方もすごい必死です。百獣の王といえばライオンなわけですが、やつらだってちっとも楽な暮らししてません。だって、象一頭にライオン30頭の群れで必死に襲いかかったりしてて、少なくとも王様というような優雅な感じはないです(どっちかというと組織暴力、ヤクザっぽい)。チーターはかなり美しい感じでしたが、追うほうと追われるほうは互角で、ひとつでもミスをした方が負けという感じ。オオカミもしかり。少なくとも圧倒的に優位な力を持つ捕食者は陸上にはいない気がしました(まぁあえて言えば人間がいますが)。でも、ホホジロの補食シーンは、なんというかゴルゴ13なみに冷血(実際冷血だけど)。完璧にして絶対的に美しい暴力。絶対ダイビング中にはお目にかかりたくないです。
あと、ホッキョクグマの子供のかわいさは異常。ところがそのホッキョクグマが地球温暖化で南極の氷が溶けて、あと20年ほどで絶滅の危機にひんしているんだとか。私はあまり地球温暖化とか、エコロジーとかロハスとかオーガニックとか熱心な人ではないのですが、やっぱりダメです温暖化。私は、地球に優しくする気はあんまりありませんでしたが、ホッキョクグマときれいな女性には優しくしたいとおもう。とりあえず、当分お風呂に入らないとか、エコな生活をします。みなさんもなるべく二酸化炭素を吐かないように、控えめに呼吸してください、あの悶え死ぬほどかわいいホッキョクグマのために。

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