崖の上のポニョを観ました。

この記事は約3分で読めます。

ども、ご無沙汰しております。
太陽系方面担当副部長(実生活では失業中)です。
バイクを買ったり富士山に登ったりと陸でばかり遊んでいて、ダイビングコミュに書くことがありませんでしたが、今日、日本を代表するアニメーション監督、宮崎駿さんの海洋冒険ファンタジー? 『崖の上のポニョ』を観たので、感想など書いてみようかと思います。
ちなみに、みなさんご存知だとは思いますが、主人公のポニョはこんな姿。
すごくポニョポニョした感じでキモかわいい人魚、というか人面魚ですネ。


……と、これはすでに深海のYrrで使ったネタでした。
ほんとのポニョはこいつ
……じゃなくて、もっとポニョっとしたこっち
じゃなくて、こんなの?
合掌。
……とか、きりがないので、この辺にしておいて映画の感想を。
ひとことでいうと、「なんだかわからないけど、ものすごいものを見せられてる」という映画でした。
ネットとか見ると、各シーンとか設定にはそれぞれなんかのメタファーがあって、みたいな読み解きをしている人もいましたが、正直私にはさっぱりわかりませんでした。とにかく宮崎駿の頭の中にある絵、というか妄想を、好き勝手にたくさんのお金とスタッフを使ってアニメーションという形にしたらこうなったとしか思えない。もう、この大人げなさというか、分別のなさは、60歳をとうに超えたおじいさんのやることではないです。こんなアヴァンギャルドな、ある意味でアール・ブリュットな映画が、この夏一番のヒット作であっていいのだろうか? 宮崎駿ならなにやっても許されるのか? とか思いました。でもこんなものがちゃんとヒットしてしまうだろうところが、宮崎駿の恐ろしさですね。
とかいうと、まるでつまんなかったみたいですが、すごくおもしろかったです。ポニョの妹軍団とかが出てくるところとか、ニヤニヤしてほほが緩みっぱなしになってたし、嵐の中を車が走るシーンとかですごくドキドキしたりしている自分に気がついて、あぜんとしました。恐るべし駿。
で、とってつけたように、ダイバー的な視点で水中シーンについてちょっと書いておくと、コブシメらしきものとか巨大なウミウシとかも出てきますが、その辺は駿の頭の中にある妄想の海なので、すごくきれいですが、生物学的な正確さはないです。一方で、海の浮遊感や水の流れてる感とかのアニメーション表現はすごくうまいです。だから、生き物とかむちゃくちゃですが、妙にリアルに感じられます。なので冒頭の海中シーンとか、なんだか圧倒されました。
というわけで、とにかくわけのわからない映画でしたが、未見の方は、ぜひ劇場でご覧になることをおすすめしたいと思います。
それから、60歳すぎても、人は必ずしも分別臭くなるとは限らないし、イマジネーションも暴走できるんだということがわかって、ちょっと安心しました。単に駿が特別というか、変態なのかもしれないけど。

\メルマガ会員募集中/

週に2回、今読んで欲しいオーシャナの記事をピックアップしてお届けします♪
メールアドレスを入力して簡単登録はこちらから↓↓

FOLLOW