ダイビングを始める体験談 その⑦

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ダイビングを始める体験談
http://diving-commu.jp/divingspirit/item_2337.html

その⑦は、特殊なダイビング講習。

終わりよければすべてよしって方向でいきま賞

■ダースベイビィさん(235本)

2,000年問題で揺れる99年21歳の夏。
8月から9月中旬からずっと休みがなく、夏を取り戻そうと躍起になった10月。

そんなときに、偶然、ダイビングに関する記事の載っていた雑誌を目にした。

そこには、とあるダイビングスクールのイントラが
「ダイビングをやってみませんか?」的なコメントを載せていた。

散々迷ったが、これも何かの縁かなと思い、コンタクトを取ってみると、
なかなか感じが良く、そのイントラさんと実際に会ってみる事になった。

僕もイントラさんも埼玉在住なのに待ち合わせ場所は何故か恵比寿。
そう、今となっては崩壊してしまった悪名高いA(編注:店名は伏せさせていただきました)の本拠地です。

当時はまだ世間もさほどバッシングしていなかったので、
世間知らずで初心な僕は、すっかりその気になってしまい入会する事になった。

何だかんだで、
12月の年末のイベント、ボウリング大会から本格的に活動する事に。

あれ? ダイビングを始めたんじゃなかったっけ?

などと思う事もなく、楽しい雰囲気に飲まれたという事と、
いい歳した大人がムキになってボウリングするって事に興味を持った。

Aは、ネット上で掲げられていた悪い評判(本当の事もあれば、
ちょっと大袈裟になり過ぎている事)もあるが、中には良い事もあった。

①中性浮力が取れるようになるまでリゾートでのダイビング禁止。

②イントラに頼らず、メンバー同士でダイビングチームを作り、
プランを立てダイビングする。

①に関しては、
この当時すでにサンゴの破壊を重要視していて、
ダイバーが環境を破壊しているってことをを説明され、
環境に良いダイバーを目指す第一歩として中性浮力を取れるようにする!ってことだった。

Aで取り扱っていた団体はBSACだったのだが、
スポーツダイバー(SD)の資格(PADIで言うとAOW)を受講するのに経験本数40本が必要とされた。

ノービスⅠ講習からノービスⅡを終えて約10本。
そこからの30本は、
ひたすら伊豆の海で中性浮力が取れるようになるためのダイビングをした。
面白くも何ともないダイビング。

でも、おかげで20〜30本目には、浮力調整はほぼ完璧になった。
その過程で、適正ウェイトの選定、コンパスの見方、
ダイブテーブルの見方も教わり、その経験は無駄ではなかったのかなと……。

②に関しては、
海外へ行くと日本人ダイバーはレベルが低いとのことで、
イントラに頼りっぱなしではない、自立したダイバーを目指そうということで、
メンバー同士でのダイビングを実際に行っていた。

なので、「器材のセッティングできな〜い」なんてこという輩はほとんどどいなく、
女性でもタンクを担いでせっせとセッティングしていたモノでした。
その姿はたくましくもあり、格好良かったです。

00年2月にノービスⅠ講習。同年3月にノービスⅡ講習。
そこから試練のダイビング。

01年3月にようやく40本に到達し、めでたくSD講習。そして合格。
合格などというと大袈裟に言っているが、
講習もリアルに厳しく落とされる事も多々あった。

その後、仕事上の都合という理由で退会。
本心は、宗教的な雰囲気がとても嫌になったから。
経験本数100本以上に満たないダイバーのCカードは
没収という無理矢理な理由でカードは没収されたが、
ダイビングは好きだったので別のお店でめでたく再発行し、
現在に至るという訳です。

Aでの恋愛話もあるのですが、それはまた別に機会にでも♪

何だか、濃いダイビングのスタートでしたね。

 

Cカード没収はあり得ないですが、
価値も感じていたようですし、ちゃっかり恋もしたようですし、
終わり良ければすべてよしって方向で(笑)。

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PROFILE
法政大学アクアダイビング時にダイビングインストラクター資格を取得。
卒業後は、ダイビング誌の編集者として世界の海を行脚。
潜ったダイビングポイントは500を超え、夢は誰よりもいろんな海を潜ること。
ダイビング入門誌副編集長を経て、「ocean+α」を立ち上げ初代編集長に。

現在、フリーランスとして、ダイバーがより安全に楽しく潜るため、新しい選択肢を提供するため、
そして、ダイビング業界で働く人が幸せになれる環境を作るために、深海に潜伏して活動中。

〇詳細プロフィール/コンタクト
https://divingman.co.jp/profile/
〇NPOプロジェクトセーフダイブ
http://safedive.or.jp/
〇問い合わせ・連絡先
teraniku@gmail.com

■著書:「スキルアップ寺子屋」、「スキルアップ寺子屋NEO」
■DVD:「絶対☆ダイビングスキル10」、「奥義☆ダイビングスキル20」
■安全ダイビング提言集
http://safedive.or.jp/journal
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