成人式を見て減圧症を思い出した件

成人式になると流される「荒れた成人式」映像。
もちろん、メディアはおもしろいことになっちゃっている側の
人たちの映像ばかり流すわけだが、
そんなおもしろいことになっちゃっている女性を見ると減圧症について思い出す。

いつの時代でもキーワードは〝盛る〝。

メスとして考えれば当然のことかも知れないが、
盛りは加速して歯止めがきかず、ついにはその最終形として小林幸子が生まれた。
か、どうかは知らない。

話を戻して。

盛った頭の上に花やら簪やらがさらに盛られ、
化粧も帯も盛られた、おもしろいことになっちゃっている成人式の女性。

一見すると花魁を思い出すが、花魁は前帯のイメージがあるのでちょっと違う。
彼女たちは後ろ帯がド派手だもの。

■花魁

でも、どこかで見たことあるな〜と記憶を巡ってみると……あ、はっちゃけた!

そう、減圧症のあれだ。

■減圧症のあれ。

その昔、貴婦人の間で流行っていたという「Grecian Bend」

当時の貴婦人に比べれば、成人式の子たちもまだまだ甘い。
と、強引にまとめて終わり。

【「減圧症のあれ」豆知識】
減圧症のメカニズムが理解されていない昔(140年以上前)、
橋などの潜函作業に従事する人の多くが減圧症(潜水病/潜函病)に罹患。

彼らが後遺症で腰を曲げて歩く姿が、
当時の貴婦人に流行っていた「Grecian Bend」に似ていたことから、
減圧症(当時の潜函病)を「Bends(ベンズ)」と呼ぶようになった。

今ではベンズと呼ぶダイバーは少なくなったが、
おじさんダイバーは普通に会話の中で使ったりするかも。

※「潜水医学 小田原セミナー」
http://www6.ocn.ne.jp/~minder/page008.html

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PROFILE
法政大学アクアダイビング時にダイビングインストラクター資格を取得。
卒業後は、ダイビング誌の編集者として世界の海を行脚。
潜ったダイビングポイントは500を超え、夢は誰よりもいろんな海を潜ること。
ダイビング入門誌副編集長を経て、「ocean+α」を立ち上げ初代編集長に。

現在、フリーランスとして、ダイバーがより安全に楽しく潜るため、新しい選択肢を提供するため、
そして、ダイビング業界で働く人が幸せになれる環境を作るために、深海に潜伏して活動中。

〇詳細プロフィール/コンタクト
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〇NPOプロジェクトセーフダイブ
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〇問い合わせ・連絡先
teraniku@gmail.com

■著書:「スキルアップ寺子屋」、「スキルアップ寺子屋NEO」
■DVD:「絶対☆ダイビングスキル10」、「奥義☆ダイビングスキル20」
■安全ダイビング提言集
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