パタゴニアは買わない!?

この記事は約2分で読めます。

ゴット姉さんのフカヒレを食べない宣言の記事を読んで。
http://diving-commu.jp/divingspirit/item_3428.html

フィンニングは資源管理の面で問題があるので(取り過ぎる)、基本的には反対。
ただし、それは自国や先進国に限って。
日本ではフカヒレの量に見合ったサメ肉の水揚げ義務などの規制もあり、
正しい選択をしているように思う。

ただ、技術のない貧しい国の人々の収入がフィンニングしかないのであれば、
それは現地の政治で決めて欲しいと思う。
人の方が大事だと思うから。そして、まずは現地の人が決めるべきだと思うから。
そうした国へ不買運動で影響を与えることもありだが、
このことに関して僕はそこまで情熱はない。

僕が、フィンニング以上に心配するのは、
こうした問題に対する善意がイデオロギー的自然保護団体にからめとられること。

まず、サメは資源的価値が低いことから統計的データが少ない。
もちろん、はっきりと減ってきている種もあるが、
全体としては「サメが減っている」という主張は鵜呑みにしてはいけない。

実際、水産庁も「環境保護団体の根拠のない(データの一部側面のみを利用し誇張した)
攻撃が行われる傾向にある」と警戒している。

そして、最近、テレビを騒がせているシーシェパードなどの環境保護団体が、
クジラやイルカだけでなく、トレンドとしてサメにも目をつけていることを忘れてはいけない。
「サメの保護」という考え方は尊いが、その考え方が表向きは
テロ環境保護団体と一致してしまうという認識と警戒心は必要だろう。

僕が不買運動をするなら、
そうしたテロ環境保護団体に金を出している企業の製品。
例えばシーシェパードを支援している企業。
http://megalodon.jp/2008-0118-2126-59/www.seashepherd.org/sponsors.html

僕が実際に買ったことがあるのはパタゴニアぐらいだが、
間接的にでも、あんなテロ団体に加担したくないと思う。

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PROFILE
法政大学アクアダイビング時にダイビングインストラクター資格を取得。
卒業後は、ダイビング誌の編集者として世界の海を行脚。
潜ったダイビングポイントは500を超え、夢は誰よりもいろんな海を潜ること。
ダイビング入門誌副編集長を経て、「ocean+α」を立ち上げ初代編集長に。

現在、フリーランスとして、ダイバーがより安全に楽しく潜るため、新しい選択肢を提供するため、
そして、ダイビング業界で働く人が幸せになれる環境を作るために、深海に潜伏して活動中。

〇詳細プロフィール/コンタクト
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〇NPOプロジェクトセーフダイブ
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〇問い合わせ・連絡先
teraniku@gmail.com

■著書:「スキルアップ寺子屋」、「スキルアップ寺子屋NEO」
■DVD:「絶対☆ダイビングスキル10」、「奥義☆ダイビングスキル20」
■安全ダイビング提言集
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