Cカード講習の笑える失敗談ベスト3 

この記事は約3分で読めます。

DEEP SEA DIVERS DENのプール講習(撮影:越智隆治)

昔、インストラクターとして講習をした時、講習生がウエットスーツの腕の部分に足を突っ込んだのを見て、講習では信じられないようなことが起こるもんだと思ったものです。

ということで、自分が体験したり、インストラクターに聞いた、
笑える講習失敗談のマイベスト3セレクションをご紹介。

3位
なんでやねん!な、ウエイト脱着

水中で、スレートに「ウエイト脱着」と書き、講習生に「どうぞ」とうながすインストラクター。

指名された講習生はなぜかイントラに近づいてきて、イントラのウエイトを外したそうな。

イントラは、「なんでやねん!」と心の中でツッコミを入れたものの、おもしろかったので、そのまま浮上してみせたんだとか。

2位
どうしてもバックロールがしたかったな青年

これは自分の体験談。

波打ち際でビーチエントリーをサポートし、「はい、泳いで〜」と波の様子を見ながら講習生を一人ずつ海の中へ誘導していたときのこと。

とある青年に、「はい、しゃがんで〜」と言うと素直に従う青年。

体を支えてあげて、大きな波を一度やり過ごし、タイミングをみはからい「はい、今行って〜」と言った瞬間、あろうことかバックロールエントリー!

マジっすか!

波にもまれてジタバタもがく青年を引き起こし、「なんでバックロール?」と問うと、「テレビで見たダイビングはバックロールのイメージだったから」。
「ブリーフィングで教えてじゃん」と言ってみると、「どっちでもいいと思って。やってみたかったし」と(笑)。

1位
斬新過ぎる、マスククリア!?

Cカード取得後、久しぶりのダイビングということで、リフレッシュコースに参加してきた女性ゲスト。

イントラが「Cカード講習で苦手なスキルとかありましたか?」と聞くと、「マスククリアが辛すぎた」と。
ここまでは、まあ、よくある話。


苦手な人が多いマスククリア

「では、ここでマスククリアを練習して克服しちゃいましょう」とイントラが言っても、「何とかやらない方法がないか」と本気で嫌がるほどマスククリアに拒否反応。

そのままにしておいてはいけないと思ったイントラは、どうにか克服してあげようとあれこれ質問をすると、衝撃の事実が発覚。
彼女がやっていたマスククリア。
それは、

マスク内の水を鼻から全部飲む

そりゃ、辛いでしょうね(笑)。

外から見ただけでは、マスク内の水も減っていくし、一見マスククリアができているように見えるので、講習を担当するイントラは気がつかなかったらしい。

ちなみに、昔、試してみましたが、できないことないですが、辛かった……。

やってみてわかったのは、意外だったのは鼻の痛みがあまりないこと。
では、何が辛いって、痛さではなく海水の量。

飲もうと思えば飲めるのですが、海水をたらふく飲むので気持ち悪い……。

講習で何度も何度もやらされたであろう彼女。
お腹、タプンタプンだったんだろうなぁ。

\メルマガ会員募集中/

週に2回、今読んで欲しいオーシャナの記事をピックアップしてお届けします♪
メールアドレスを入力して簡単登録はこちらから↓↓

writer
PROFILE
法政大学アクアダイビング時にダイビングインストラクター資格を取得。
卒業後は、ダイビング誌の編集者として世界の海を行脚。
潜ったダイビングポイントは500を超え、夢は誰よりもいろんな海を潜ること。
ダイビング入門誌副編集長を経て、「ocean+α」を立ち上げ初代編集長に。

現在、フリーランスとして、ダイバーがより安全に楽しく潜るため、新しい選択肢を提供するため、
そして、ダイビング業界で働く人が幸せになれる環境を作るために、深海に潜伏して活動中。

〇詳細プロフィール/コンタクト
https://divingman.co.jp/profile/
〇NPOプロジェクトセーフダイブ
http://safedive.or.jp/
〇問い合わせ・連絡先
teraniku@gmail.com

■著書:「スキルアップ寺子屋」、「スキルアップ寺子屋NEO」
■DVD:「絶対☆ダイビングスキル10」、「奥義☆ダイビングスキル20」
■安全ダイビング提言集
http://safedive.or.jp/journal
  • facebook
  • twitter
FOLLOW