水中会話★最前線 ※動画有
水中で会話ができたなら
ダイバーが夢見るこのテーマ。
実現すれば、ダイバーなら一度は経験したことのある
“伝えたいことが伝わらないもどかしさ”も解消し、感動もダイレクトに伝えられる。
これまでも、「手の平に空気をためて空間を作る」といったアナログな方法から、
口を覆ったマイクから声を拾う拡声機までいろいろあったが、
そんな水中会話技術の歴史の先端をいく研究が
座間味の海で行われているので紹介しよう。
その注目の研究とは「可視光(目に見える光)を活用した水中通信」。
ダイバーが発した声は、LED型水中ライトに接続されたマイクで拾われ、
水中ライトの光波となって相手へと伝わる。
受信機で受け取った光波は音声となり、
骨伝導スピーカーによって声を受け取るという仕組みだ。
■実際に会話している様子 @座間味
http://www.youtube.com/watch?v=8AQwZkNhcho
研究に協力している《NPO法人 沖縄県ダイビング安全対策協議会》会長の
村田幸雄氏が実際に使ったところ、
「陸上で会話しているのと同じように会話できる」とのこと。
「体験ダイビングがより安心・安全、そして楽しくなったり、
グラスボートで海と船上で会話するなど、いろいろな活用が考えられる」と期待を込める。
これなら、“水中が騒がしくなる”という、
これまでの直接音波を伝えるスピーカーがかかえる問題も解消される。
2011年の商品化を目指しているそうだが、
ダイバーが当たり前のように水中で会話する日も近い!?