fail safe とは

どうも、太陽系方面担当副部長です。

編集長テラから
「副部長には、お得意のくだらなくて、そして役に立たない記事を、まじ期待してますから」といわれました。

なんか大きな誤解をされているようなので、今回もまじめで役に立つお話を。


ダイビング機材というのは、基本的にフェイルセーフ(fail safe)という思想で設計されています。要するに 故障や操作ミスというのは、どんなに注意しても起こりえることであり、そうした際に、被害を最小限に食い止める方向に壊れるように作っておくということです。例えば、万が一レギュレーターが故障した際に、空気の供給がストップするのではなく、少なくともフリーフロー(最近はフローを半分くらいに抑える機能もあるようです)を起こすような仕組みになっているような点です。

そしてもうひとつ、予備というかバックアップを用意するというのも、ダイビングの大事なルールです。例えば、レギュレーターのファーストステージが突然壊れるようなことは、確率的には数百万分の一とかのレベルだと思うので、日常でほとんど起こりえませんが、ゼロではありません。でも、レギュレーターを、二つ持っていれば(オクトパスのことね)、これが二つとも同時に故障するような確立は、数百万×数百万分の1なので……えっと……まぁとにかく天文学的な確率になるわけです。

で、そんな当然のことを何でいまさらここで長々と話しているかというと、私が本日遅刻した理由は、目覚まし時計が、朝起きて気がつくとテーブルから落ちていて、電池が床の上に転がった状態で止まっていたことに起因する件について、若干の説明させていただきたいからなのです。

もちろん私にも責任はあります。それがバックアップを怠り、一個しか目覚ましをかけていなかったことです。確かにこれは私の責任です。潔く認めます。でもね、その前に、目覚まし時計メーカーの人たちは、万が一転落して時間を知らせることができなくなったような場合は、ベルが鳴りっぱなしなるようなフェイルセーフの設計姿勢でつくるべきではなかったかということです。これは重大な過失であって、今回の遅刻の責任は、私におよそ3割程度、残りは目覚まし時計メーカーが背負うべきものであると私は考えるわけです、部長、わかっていただけましたでしょうか?

……というようなことを会社で主張すべきが否か、考え中なのです。

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