ダイビングと恋③ イントラはモテるためにある職業!?

続きが気になる! と思いがけず好評な”ダイビングと恋”シリーズ。

ダイビングと恋① ダイビングは恋に落ちやすい!? →
こちら
ダイビングと恋② 海なのか恋なのか → こちら

「俺は好きな人と同じ空気を吸っていたいんだ」とオクトパスを差し出す。
そんな素晴らしいプロポーズを思い付き、周囲の女性に得意げに話すと、
「いつかエア切れってことね」と完全否定された編集長テラが第三弾をお送りします。

今回のテーマは”イントラやガイドへの恋”。

■みんな一度はイントラに胸キュン!?

ダイビングと恋①ダイビングは恋に落ちやすい!?」で恋愛心理学のことを紹介しましたが、
読めば読むほど、イントラやガイドという職業はモテるためにあるとしか思えません。
このサイトでも、先日、「インストラクターを好きになった」
というダイバーさんからの相談を取り上げました。

実際、女性ダイバーはどう思っているのか?
アンケートしてみましょう。

■女性ダイバー172人に聞きました!
イントラやガイドに恋心を抱いたことはありますか?
○ある   102(59%)
○ない    66(38%)
○その他  4(2%)

実に6割近い女性ダイバーが恋心を抱いたことがあると言っています。
もう少し早くこのアンケートを見ていれば、
ほぼ確実に私はインストラクター業に就職していたことでしょう。
そして、私の傍らに今ごろ真矢みきに似の和風美人が微笑んで……
ちっくしょーーーー! ゴホン、取り乱しました。

ちなみに、女性のイントラやガイドさんの場合、残念なことに男性ほどはモテません。
これは、社会から期待されている男女の役割の違いから(例えば「男性は女性を守るもの」など)、
男性ゲストは女性ガイドに対して劣等感を持ってしまうからではないでしょうか。
逆に、「スキルが自分よりヘタなのはダメ」という女性ガイドも少なくなく、
どちらかといえば、スタッフ同士の方が多いような気がします。

■イントラとゲストタブーと愛の境界線

イントラやガイドがモテるのはわかりました。
では、それはプロとして良いことなのでしょうか?

ビジネスとしてはマイナスも考えられます。そのゲストだけでなく、
友人までもがお店から足が遠のく可能性は大きくなりますし、
変な噂が立つリスクもあります。

実際、私のもとには、全国のダイバーから恋がらみの恨みつらみの話がいっぱいきます。
話半分に聞かねばなりませんが、いくつかの情報が噛み合うと、
「このガイド、ギルティ!」なんてことも(笑)。

そうは言っても、やはり「ロミオとジュリエット効果」で、
タブーであるほど燃え上がってしまうもの。
少なくとも、仕事ときっちり分けて真剣に付き合えば問題ありませんし、
実際、ゲストと結婚して幸せな家庭を築いているガイドやイントラさんは多いです。
もちろん、取材に行くたびに奥様が変わっている方もいたりしますが……。

ただ、ひとつだけ知っておいた方がいいと思うことがあります。
イントラやガイドを好きになる心理学的メカニズムには、
お金が介在しているということです。

褒めたり、積極的に話しかけてきたり、優しく微笑んでくれたり、
喜ばせようとしたりすることは、恋に発展する要素ですが、
ガイドやイントラの最初の基本的なモチベーションは仕事(金)です。

それに、心理学の本では「男は若くて美人を好む」、「女は金持ちを好む」
という身も蓋もないことが心理学的に証明されています。
しかし、同じお金をもらっている以上、
美人とだけ仲良くしたい気持ちをグッとおさえて
平等に接しているわけです(中には露骨な依怙贔屓もいますが)。

つまり、イントラやガイドの爽やかな笑顔にグッと来ても、
その笑顔の下にはお金とプロ意識があることを忘れてはいけません。
ごく希に、笑顔の下がオチンチンの人もいるようです。

もし好きになってしまったら、まずは笑顔の下をよ〜くのぞいてみることです。
そして、いつか笑顔の下があなたの笑顔になれば、それはなんて素晴らしことでしょう!

さて、何が言いたいのか自分でもわからなくなってきたので、
そろそろ終わりにしたいと思います。
まだまだネタはあるので、
私の大得意な恋愛論をこれからも皆様に熱く熱く語っていこうと思います。

「恋愛論を得意気に語る奴には、恋人がいない」
(マーフィーの法則)

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writer
PROFILE
法政大学アクアダイビング時にダイビングインストラクター資格を取得。
卒業後は、ダイビング誌の編集者として世界の海を行脚。
潜ったダイビングポイントは500を超え、夢は誰よりもいろんな海を潜ること。
ダイビング入門誌副編集長を経て、「ocean+α」を立ち上げ初代編集長に。

現在、フリーランスとして、ダイバーがより安全に楽しく潜るため、新しい選択肢を提供するため、
そして、ダイビング業界で働く人が幸せになれる環境を作るために、深海に潜伏して活動中。

〇詳細プロフィール/コンタクト
https://divingman.co.jp/profile/
〇NPOプロジェクトセーフダイブ
http://safedive.or.jp/
〇問い合わせ・連絡先
teraniku@gmail.com

■著書:「スキルアップ寺子屋」、「スキルアップ寺子屋NEO」
■DVD:「絶対☆ダイビングスキル10」、「奥義☆ダイビングスキル20」
■安全ダイビング提言集
http://safedive.or.jp/journal
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