パニックも減圧症も恋のこやし

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とあるダイバーさんの恋バナを紹介します。

相方と付き合うきっかけになったのは、
出会ってから10カ月後の伊豆でバディになったときのこと。

ボートからバックロールでエントリーした時、相方のマスクが外れました。
相方はコンタクトで潜っているのですが、マスクがはずれ、
コンタクトが海に流れてしまいました。
相方はみんなに迷惑をかけまいと、マスクを付け直し潜降。

 

この日の透明度は天気もイマイチ。
何も見えなくなってしまった相方はパニック寸前。
自分が横を泳いでいる相方の表情を見たとき、マスクの中は涙でいっぱいでした。
びっくりした自分は相方と着底してスレートを使って「大丈夫?」って聞きました。
相方の返事は「怖い」でした。
自分は、落ち着かせようと相方の手を握ると、その手が震えてるのがすごく伝わってきました。

一生懸命生物探して見せたりして少しでもストレスをなくそうと頑張ると、
効果があったのか、相方も落ち着きを取り戻して無事にエグジット。
すると、その夜から相方のちょっと違う視線を感じ始めて……。
そこから相方に告白されるまで2週間くらいでした。

すごく悩みましたよ、一時的なものじゃないかって。
けど、周りの後押しもあって付き合うことになりました。

そして、ついに結婚することになりました!
実はその後、彼女は減圧症になってしまったので、
新婚旅行で楽しいダイビングをするために、まずは相方の復帰を目指します。
自分はバディとして、DMとして全力でサポートします。
今思えば、この減圧症が二人の距離を縮めてくれたような気がしてるんです。
すべては必然だったな、と。
(Dさん・男性)

ええ話や〜。必然とか言ってみたい(遠い目)。

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PROFILE
法政大学アクアダイビング時にダイビングインストラクター資格を取得。
卒業後は、ダイビング誌の編集者として世界の海を行脚。
潜ったダイビングポイントは500を超え、夢は誰よりもいろんな海を潜ること。
ダイビング入門誌副編集長を経て、「ocean+α」を立ち上げ初代編集長に。

現在、フリーランスとして、ダイバーがより安全に楽しく潜るため、新しい選択肢を提供するため、
そして、ダイビング業界で働く人が幸せになれる環境を作るために、深海に潜伏して活動中。

〇詳細プロフィール/コンタクト
https://divingman.co.jp/profile/
〇NPOプロジェクトセーフダイブ
http://safedive.or.jp/
〇問い合わせ・連絡先
teraniku@gmail.com

■著書:「スキルアップ寺子屋」、「スキルアップ寺子屋NEO」
■DVD:「絶対☆ダイビングスキル10」、「奥義☆ダイビングスキル20」
■安全ダイビング提言集
http://safedive.or.jp/journal
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