シューボコ第11話「津川ジダンの最後の冒険」と第12話(最終話)「蒼海」本日アップ!
シュー、ボコボコボコ。
水中でダイバーが吸って吐きだすエアの音。
ダイバーだけが感じる、生きている実感。
連載小説・シューボコ。第11話「津川ジタンの最後の冒険」と
第12話(最終話)「蒼海」が2本連続、本日アップ。
すべてが広々と開け、静寂が満ち、動いているものは、
朝の光がきらめかせる海面だけだ。
「なにもない」景色は心地良いが、
「なにもなくなった」眺めは津川を空白にする。
痛くも悲しくもなく、ただ空っぽになる。
行きたくない海。
でも行かなくてはならない海。
津川の253本目。
ログブックに記録された最後のダイビングは心への潜降だった。
青に向かい、青をかき分ける。
もっともっと、この中にいたい。
海で出会った友人たちが、津川の妻陽子を水中に案内する。
シューボコ、いま生きている証拠の音。
陽子は青い世界で夫と再会する。
■第11話「津川ジタンの最後の冒険」&第12話(最終和)「蒼海」
http://diving-commu.jp/boco/item_6042.html
※第11話に関しては、被災地でボランティア潜水をする山崎良一氏(ダイブキッズ)に
取材協力いただきました。この場を借りて氏に感謝します。
○作者からのごあいさつ
○作者プロフィール
■ロング・インタビュー
第1回 今だから言える彼女が水着にきがえたら
第2回 ダイビングのきっかけは、人との出会いとドラゴンレディとの再会
第3回 「みんなでダイビング小説というジャンルを作っていきましょう」