宮古島まもる君の秘密

〜我潜る。故に我あり。〜

一時期、某テレビ・タレントが番組とタイアップしてやっていた宮古島の民宿、
当のタレントの強制引退とともに番組も終了し、民宿も閉鎖されてしまったらしい。

賛否は分かれるけど、この民宿、まぁそれなりに島の経済には貢献していたようだ。
宮古島市の統計によれば2009年の観光客が約33万7千人だったのに対して
10年は40万人を超えたとの事で、パパもんも何度か、
宮古行きのエア・チケットがとれないという事があった。

そのタレントが消えた今、宮古島で最大の有名人といったら、
もう「宮古島まもる君」を置いてほかにいないでしょう。
今年の6月2日、なにを隠そうパパもんの誕生日でもある日を記念して（じゃないか）
『宮古島まもる君パーフェクトガイド』なる書籍まで発行されるほどのカリスマである。

この宮古島まもる君、実は警察署ではなくて交通安全協会が設置したものだそうだ。
これまで何体かは台風に吹き飛ばされるなどして殉職してしまったらしいが、
現在、全部で19体が現役である。

もっともこの9月にその残りのうち2体が
心ない者の手によって破壊されてしまったようだし、
また一体は伊良部島に、もう一体は多良間島に出張中とのことである。

ということは宮古島にはまだ15体、まもる君が残っているという計算になるが、
実はそれもちょっと違う。
（この辺のことは上記のガイドブックも口を濁している。）

というのも、今年、このまもる君に妹分の「宮古島まる子」ちゃんが誕生したのだが、
この「まる子」ちゃんには驚愕の誕生秘話が隠されているのだ。

実は西辺小学校前にあった「まもる君」が数ヶ月前に「神隠し」にあった。
その後宮古島警察署のまもる君の隣りに、つがいのシーサーのごとく、
まる子ちゃんが登場したのだが、このまる子ちゃん、
神隠しにあったまもる君に性転換手術がほどこされたなれの果ての姿なのである。

「仮面ライダー誕生秘話」にまさるとも劣らないすごい話だ。
まもる君を製造していた工場が倒産したので、
新人の増員ができないということが真相らしいが、
いずれにせよ現存する19体、レジェンドな旧世代のキモ系から、
新世代のバッチリ系まで、表情やアイテムが全部違うので、
宮古を訪れる機会がある人は是非、じっくりと見比べてやってください。

パパもんのフィンから安全潜水祈願のメッセージを送る宮古島まもる君