あるあるお悩み「マスクに水が入ってしまう……」
マスクに水が入ってしまう……
よくあるお悩み相談だが、水が入らないように、
ストラップをきつく締めてしまう人が少なくない。
しかし、マスクをきつく締めることは逆効果かもしれない。
本来、マスクは後頭部に添える程度でも水圧で顔にフィットするもの。
たとえ水中でストラップをはずしたって、そう簡単にははずれない。
逆に、ストラップをきつく締めることによって、
マスクと顔の間に隙間ができやすくなってしまい、
笑ったり、レギュをくわえたりして、顔の形が変わると、
シワになって、水が浸入してしまうのだ。
また、マスクをきつく締めるとエグジット後にくっきり跡がつき、
いわゆる狸ダイバーの一丁上がり。
ということで、マスクのストラップは軽く後頭部に添える程度が吉。
※
それでも水が入ってくるなら、
「マスクの位置が悪い」、「鼻から息をしてしまっている」ことを疑ってみよう。
まず、マスクの位置について。
意外と上の方に付けてしまって、豚鼻になっているダイバーは少なくないが、
普通につけていても、レギュレーターをくわえると、ひょっと口になり、
マスクのスカート下部に位置がずれてしまうことがある。
このことを踏まえて、自分が思っている以上に下の方に
(上唇につくぐらいの気持ちで)装着するとフィットするかも。
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ストラップをきつく締めると、笑ったりレギュレーターをくわえた時に、
シワができて水が侵入しやすい
○
豚鼻になってしまったり、ノーズポケットに水が入る人は、
いつも以上に、大胆にマスクを下げてみよう
次に鼻から呼吸。
鼻から呼吸をしないための方法として、ひとつは「げ〜〜〜」などと、
レギュをくわえ、声を出しながら呼吸をする。
こうすると、物理的に鼻から息が出にくくなる。
もうひとつのオススメが、先日、師匠のデューク山中氏に教えていただいた、
レギュレーターをくわえながら”口笛を吹く”口の動作をする方法。
こうすることにより、鼻から息が出ないのはもちろん、
口をすぼめて舌が上アゴにくっつく形になり、
喉もかわかなくなって一石二鳥。
以上、まずは「ストラップをきつく締めない」、
「マスクの位置は思った以上に下にする」、
「鼻から息をしない」という3つのことに気をつけるべし。
それでも、なお水が入ってくるなら、
それはもうマスクが顔に合っていないのかも。