イントラと客の恋

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前の日記の流れで今日も出会いの話。
本当は差別用語を含む標準和名の改正ってニュースについて書きたかったのですが、
これはもう少し成り行きを見てから。
皆さんにもこのニュースに注目してほしいです。
で、本題に戻ってイントラと客との恋。
基本的に男性イントラの話しですが、
先に自分の意見を言わしていただくと、
“タブー”かなと。
つまり、無しだと思います。


なぜなら、プロとして、職業としてイントラを考えたとき、何のプラスにもならないから。
イントラが一人のお客とねんごろになってしまったら、本人たち以外は誰もおもしろくもなんともないですからね。
それにお客に手を出すガイドやイントラは
たいてい噂が立ちます。
このネット社会、これほどお店として恐ろしいことはないでしょう。
取材で多くのダイビングサービスやショップの経営者と会いましたが、成功しているところはこの辺を非常によく理解し、教育しています。
僕もイントラをやっているときは、
師匠にそのことを強く言われました。
男女にお客がいたときは、
まずは男性から仲良くなるのが鉄則でしたし、
女性同士は絶対に平等。
イントラ時代、特に興味深かったのが、
“かわいい子”。これは良くも悪くも権力者になってしまうんです。否が応でもその場がその子を中心に回ってしまったりします。
男性陣はなんだかんだ意識してしまいますし、
女性陣はそんな空気に敏感。
可愛い子との接し方を覚えると、
グループ全体が楽しく、また遊びに来てくれるという流れになったという記憶があります。
可愛い子だけと仲良くなってしまうなんて、
一番やってはいけないことでした。
取材先の意識の低いイントラやガイドの中には、嬉しそうに落とした女性の数や状況を話してくる人がいます。性病になったことのある人もいました。
酒の席だし、僕もスケベそうに見えるので気持ちはわかるのですが、マスコミの人にそれ言っちゃいかんだろ、と。まあ、ニコニコ聞いてはいますが、少なくともそのお店をすすめることはなくなります。
いや男と女。たまにはそんなこともあるでしょう。特にまったく出会いも歓楽街もないような南の島で男一人でガイド修行していたら、きちんと合意した上ならいいとも思います。
ただ、スマートに隠密裏にやってほしいものです。
少なくとも講習中やガイド中に
一人にロックオンするのはよろしくない。
でも、たまにいるんだなこれが(笑)
業界のためにも、特に若いボーイたちに気をつけてほしいなぁ。
ただ、誘惑が多すぎるから大変だとも思います。やっぱりイントラやガイドはモテますからね。
僕が専門学校で教えていたときも、
夜に二十歳そこそこの子が「先生、教えてほしいんですけど」と部屋に来たりしました。
これが海の家に友達と遊びに行ったのなら、
嬉しいのかもしれませんが、プロとして参加している場合はものすご〜く、困る。
ってか、焦る。
部屋に入ったところを他の生徒や先生に見られるだけで、何言われるかわかりませんし、変な噂が立てば誰も僕の言うことなんざ聞かなくなりますしね。
ここで、困るのかラッキーと思うのかで、
イントラとしての差が出るような気がします。
本気ならいいとも思うのですが、
何て言うんでしょう、少なくとも葛藤はしてほしい。葛藤した上でのお付き合いなら、
逆にすごく真剣ともいえますしね。
日常の出会いのように、タイプだからって、
気軽に誘っちゃいかん。
何だか徒然と書いていたらまとまらなくなってきましたが、要するにお金の介在する関係はいろいろ微妙ってことで。
かなり主観的な意見ですが、
僕は、お客として接したイントラやガイドとの恋はすすめません。
年がら年中出会いがありますし、
自分と関係があったら、
また他にもあるって考える方が普通かと。
そんな僕もイントラ復帰。
客と結婚したらすみません(笑)

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PROFILE
法政大学アクアダイビング時にダイビングインストラクター資格を取得。
卒業後は、ダイビング誌の編集者として世界の海を行脚。
潜ったダイビングポイントは500を超え、夢は誰よりもいろんな海を潜ること。
ダイビング入門誌副編集長を経て、「ocean+α」を立ち上げ初代編集長に。

現在、フリーランスとして、ダイバーがより安全に楽しく潜るため、新しい選択肢を提供するため、
そして、ダイビング業界で働く人が幸せになれる環境を作るために、深海に潜伏して活動中。

〇詳細プロフィール/コンタクト
https://divingman.co.jp/profile/
〇NPOプロジェクトセーフダイブ
http://safedive.or.jp/
〇問い合わせ・連絡先
teraniku@gmail.com

■著書:「スキルアップ寺子屋」、「スキルアップ寺子屋NEO」
■DVD:「絶対☆ダイビングスキル10」、「奥義☆ダイビングスキル20」
■安全ダイビング提言集
http://safedive.or.jp/journal
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