マクロ生物の真相やいかに!?

なぜ小さい生物のことを、
“ミクロ”生物じゃなく“マクロ”生物というのだろうか?
本来、ざっくりと言うと、
マクロは大きい、ミクロは小さいという意味。
そういう意味では、ミクロ生物がより正しい気がする。
なぜマクロなのか?
その理由が知りたくて自分なりに調べてみると、
どうやらカメラが関係しているようだ。


小さい生物を撮る場合、
“画面いっぱいに大きく撮る”という意味でマクロ撮影という。
そこから派生して、マクロ撮影する生物、
つまりマクロ生物というわけだ。
しかし、やっかいなことに、
“微小なものを撮る”という意味では、
マイクロ(ミクロ=microの英語読み)撮影ともいうらしい。
また、メーカーによってもマクロレンズだったり
マイクロレンズだったりと統一されていない。
さらには、マイクロがマクロに訛った説まで出てきてお手上げ。
まあ、初期の水中写真家の誰かが上のどれかの理由で
なんとなく使い始めたのだろう。
生物のことだけを考えれば、
“小さい”という意味ではマクロよりミクロの方が
正しい気がする。
しかし、ミクロは英語のニュアンスだと
顕微鏡を使うような小ささなので、
カエルアンコウなんかには適切じゃない気もする。
そう考えると“スモール”が適切な気がするが、
今まで「マクロ系がいっぱい」と言っていたのに、
急に「スモール系がいっぱい」と言っても浸透しないだろう。
ということで、僕らは日本人だし、
“小物生物”でいいか。

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PROFILE
法政大学アクアダイビング時にダイビングインストラクター資格を取得。
卒業後は、ダイビング誌の編集者として世界の海を行脚。
潜ったダイビングポイントは500を超え、夢は誰よりもいろんな海を潜ること。
ダイビング入門誌副編集長を経て、「ocean+α」を立ち上げ初代編集長に。

現在、フリーランスとして、ダイバーがより安全に楽しく潜るため、新しい選択肢を提供するため、
そして、ダイビング業界で働く人が幸せになれる環境を作るために、深海に潜伏して活動中。

〇詳細プロフィール/コンタクト
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〇問い合わせ・連絡先
teraniku@gmail.com

■著書:「スキルアップ寺子屋」、「スキルアップ寺子屋NEO」
■DVD:「絶対☆ダイビングスキル10」、「奥義☆ダイビングスキル20」
■安全ダイビング提言集
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