エキセスOK!
さて、月曜日からのパラオ取材に備えて
そろそろパッキングでもしようと思っているが、
海外ダイビングの悩みの種になるのがエキセス。
器材とカメラを持っていくと制限重量を
オーバーしてしまうこともあり、
特にカメラマンと一緒のときは、
どうやり過ごすそうかと頭が痛い。
カウンターを無事通過するまで、生きた心地がしない。
雑誌では大っぴらに規則を破る方法なんてのは紹介できないので、
“どうやって荷物を減らすか”程度の情報しか掲載しないが、
実際は“どうやって通すか”に知恵を絞ることも多々ある。
と、友人の従兄弟の鬼嫁が言っていた(笑)。
僕はちゃんと規則を守っているということで、ひとつ。
そんな友人の従兄弟の鬼嫁の話によると、
まず、預け荷物がオーバーするなら、
手荷物にしてしまうしかない。手荷物の方がユルいので。
とはいうものの、荷物をカウンターに預けるときに
大きい手荷物を持っていると目を付けられて
手荷物までチェックされることもあるので、
手荷物を見えないようにしたり、
手荷物は違う場所に置いておきカウンターには
持っていかないようにしているとかしていないとか。
あと、相手も人間なので、
こちらから「お手数をおかけしますが、
どうぞよろしくお願いします」と先手を打ったり、
優しそうなカウンターの人を選ぶとか、
逆にものすごい形相で威圧するとか、
新人は融通がきかないのでそろそろ夢も希望も薄れ、
“慣れ”で職責の意識までもが薄れてきた5年目くらいのグラホを狙うとか、
まあいろいろと友人の従兄弟の鬼嫁は試してきたらしいが、
まあ、これはほとんど運に近い。
何とな〜く、いけそうな人を見分ける嗅覚はついてきた気もするが。鬼嫁がね。
基本的には手荷物作戦しかないが、それもダメとなると、
行き先の同じ人の中からキャスターなどでダイバーを見つけて、
頼み込んで荷物を混ぜてもらったり。
しかし、パラオのJAL直行便はダイバー特典があり、
預けが30㌔で手荷物が10㌔。
グアム経由のコンチだって32㌔(だったけか?)。
さすがダイバーの国。こんなところもパラオが好きな理由。
取材なので無料でレンタルもできるのだが、
器材を買ったばかりの僕としては、
やっぱりおオニュー器材でパラオを潜りたい。
さっきバネ量りで荷物を量ると28㌔。よしよし。
パラオに向けてテンションが上がってきた。
上がってきたが、
とりあえず目の前の仕事をどうにかしないとか……。
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