パラオ取材徒然と

この記事は約3分で読めます。

今回のテーマは“パラオをクルーズで潜る!”ということで、
クルーズのウリを押し出すような撮影をしなければならない。
《パラオ・スポート》のダイビングのウリといえば以下の3つ。
①人気スポット潜りまくり&一番乗り
②マンタと遊びまくり
③ペリリュー島だって行けちゃうぞ


つまり、「ブルーコーナー」や「ブルーホール」、「ジャーマンチャネル」など、
パラオの人気スポットが集中する南西エリアに停泊していることが最大の強み。
さらに南のペリリュー島にだって潜りに行きやすい。
ちなみに、ホテルの集中するコロールから南西エリアは
1時間以上の移動距離。
船によっては2時間なんてことも。
一度、この快適さに慣れてしまうと癖になり、リピート率も高い。
実際、取材中もリピーターが半数以上。
中には「何回目ですか?」、「17回目です」、「……!!」
なんてことも。
とまあ、クルーズのメリットは大きいのだが、
天候にはかなわない。
取材時の10月頭は雨季から乾季に変わる微妙な季節。
まだ、安定して南西エリアを潜れない時期だからさあ大変。
え? 何でもっといい時期に行かないかって?
いい時期に発売するために、どうしても先行取材になってしまい……。
今回の取材も南西エリアは波が強く、
潜れるか潜れないかの微妙な海況。
クルーズの強みで“とりあえず行ってみる”ってことができたおかげで、
波は高かったものの何とか人気スポットは潜ることができた。
コロールのお店では、リスクが高くて行かないような海況だろう。
※リスクとは安全性とかではなく経営上のね。
しかし、“快適なクルーズ生活”や“人気南西スポット”という
テーマは撮影できたが、
マンタは空振りで、海況の都合でペリリュー島へも行けず。
ということで、新鮮なドキュメントをお届けしつつも、
過去のポジなども織り交ぜる必要があり、なかなか頭の痛いところ。
まあ、たったの1週間くらいでそううまくはいかないのが常だが、
もっと取材シーズンを考えるべきだったと反省。大反省!!!
何だかんだで6、7回はパラオに行っているはずなのに。
帰国直後、実は軽く落ち込んでいたり……。
落ち込んだってコスプレはするけど(笑)。
取材時期って難しいんだよな〜。
では、いつがパラオのベストシーズンなのか?
よく読者から聞かれる質問でもあるが答えるのがとても難しい。
ダイビング雑誌ではベストシーズンを断言するなんて、
クライアントに怒られたり、クレーマー読者に突っ込まれる
恐ろしい事は言えない。言ってはいけないことにも一理あるし。
なので、独断と偏見で言わせてもらうと……
って、ちょっと長くなったし、長くなりそうなので、
ベストシーズン問題(?)に関してはまた明日。
今夜はモルディブ・クルーズのメンバーたちとオフ会。
さ〜て、飲みまくろっと。

\メルマガ会員募集中/

週に2回、今読んで欲しいオーシャナの記事をピックアップしてお届けします♪
メールアドレスを入力して簡単登録はこちらから↓↓

writer
PROFILE
法政大学アクアダイビング時にダイビングインストラクター資格を取得。
卒業後は、ダイビング誌の編集者として世界の海を行脚。
潜ったダイビングポイントは500を超え、夢は誰よりもいろんな海を潜ること。
ダイビング入門誌副編集長を経て、「ocean+α」を立ち上げ初代編集長に。

現在、フリーランスとして、ダイバーがより安全に楽しく潜るため、新しい選択肢を提供するため、
そして、ダイビング業界で働く人が幸せになれる環境を作るために、深海に潜伏して活動中。

〇詳細プロフィール/コンタクト
https://divingman.co.jp/profile/
〇NPOプロジェクトセーフダイブ
http://safedive.or.jp/
〇問い合わせ・連絡先
teraniku@gmail.com

■著書:「スキルアップ寺子屋」、「スキルアップ寺子屋NEO」
■DVD:「絶対☆ダイビングスキル10」、「奥義☆ダイビングスキル20」
■安全ダイビング提言集
http://safedive.or.jp/journal
  • facebook
  • twitter
FOLLOW