ベストシーズンと最近のイライラ
今日はものすご〜い早起きで、これからお出かけ。
すぐに出かけなきゃだが、
そういえば前々回で“ベストシーズン”について書くって言ってたことを思い出した!
見直しなしで一気にアップするので奇妙な文章は気にしない方向で。
さて、ベストシーズン。
ダイバーとしては気になる情報だが、
ライターとしてはなかなか書きづらい問題でもある。
雑誌は一種のプロモーションである以上、
クライアントの意向に気を使うのは当然。
そりゃ旅行社やらダイビングサービスやらにしてみたら、
ゲストは年間通してまんべんなく来てもらったほうがいいに決まっている。
なので、「この季節は最悪だよ〜」などと書けるだろうか、
いや書けない(反語)。
そりゃ、エアやホテル、ダイビングフィーなどすべてをタイアップし、
しかも現地の方と良好な人間関係を築いた上でネガティブな情報を書けるはずはない。
また、ダイビングの“楽しい・つまらない”や
海の“良い・悪い”はとても主観的な問題で、
水温10度くらいの味噌汁の海でもおもしろい人にとってはおもしろい。
また、そんな海でも楽しめる余地があるのが
ダイビングの良いところとも言える。
サーフィンだったらベタ凪の海にはまず行かないが、
ラッキー(?)なことにダイビングには屁理屈(あえて)が
使えるのでややこしい。
結果、冬場の伊豆は“道路が空いている”とか“透明度がいい”というようなメリットを見つけて前面に出すことになる。
でも、全体として考えたらやっぱり秋がいいよ、そりゃ。
これは他の雑誌でも似ている。
やっと取り付けたスポーツ選手や芸能人のインタビューで
「結構、嫌な奴でした」とか編集者がお膳立てしたラーメン屋に
行かされたライターが「マズッ!」と書けるだろうか、
いや書けない(反語・マイブーム)。
なので、やはりメリットを見つけて広げて紹介するわけだが、
知り合いのライターがたいしてうまくないラーメンに対して
苦し紛れに書いた「小粋な味」というまったく意味不明なキャプションにはウケた。
なんだ、小粋な味って(笑)。
反対に誇大に書いてもよろしくない。
「この海はジンベエおまかせ!」って書いて、
ジンベエ出なかったらそりゃマズイ。
実際、「出なかったじゃないか!」というお叱りの電話が入ったことも。
そのときは確かデカデカとジンベエの写真が掲載され、
文章には“狙い目のシーズン”とか書いてあった気がする。
海は自然の遊びだものと思いつつも気持ちはわからなくはない。
高確率とか狙い目の根拠を示すのも難しいし。
というわけで、ベストシーズンを断言するのは難しい。
なので、ベストシーズンを探るときには、
雑誌やダイビングサービスの発信する情報(整理された情報とか情報量という意味で有効)に加え、
実際に行った友人の口コミやダイバーのブログでの剥き身の情報(情報の判断に有効)もとても重要。
それらの情報から総合的に判断するしかない。
ダイビングのポータルはダメだし。
いわゆる情報リテラシーってやつだろう。いややつじゃない。
いや、やつねやつ。
で、自分としては今までは雑誌でしか情報発信をできなかったので、
剥き身の情報発信をすべくホームページを作っているわけだが、
懲りすぎてなかなか進まず……。これがもうここ最近のイライラ。
ミクシィはただの息抜き。だって有益な情報ないでしょ?(笑)
それはさておき、最後にパラオのベストシーズンについて独断と偏見で。
結論でいうと、やっぱり夏はオススメしない。
いや、自分のようにパラオが好きでしかも何度も行ける立場の
人間なら夏のパラオも経験しておきたいと思うが、
それこそ人生で1回しか行けないという友人がいれば
「よした方がいいのでは?」と言うだろう。
自分がパラオに自分で金を払っていくなら2〜3月の大潮を狙っていく。
日程が合わないなら、11〜4月まで広げるが、
それ以外なら他の海に行くってのが今の結論かな。
う〜ん、なんかちゃんと書けただろうか、いや書けていない。
なんか、反語っていい、反語。意味なく使いたい反語[m:46]
なんだか、とりあえず行ってきま〜す! ヤバイヤバイ。