法政アクア 夏合宿・完結
夏合宿・器材運び編の続き
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悩み、苦しんだ夏合宿も何だかんだ最終日(はしょり過ぎ)。
すべての練習が終わると主将が言う。
「一人ずつ海に向かって感謝の言葉!」
こ、これは伝説の海に向かって礼!の上いく、
海に向かって感謝の言葉!!!
海に向かって感謝直前
やるのか、俺! 海に向かって感謝しちゃうのか!
自問自答してアタフタしていると、
同期の一人が意を決して大声を張り上げる。
「海〜〜。俺はお前のおかげで成長できたぞ〜〜」
マ、マジかっ!
皆、観念して続々と感謝し始める。
健ちゃんなんか、自分に酔ってちょっと涙目だし。
あーどうしよう。そして俺の番。
「海〜〜。ありがとう〜〜〜」
あーやったさ。やりましたともさ。
そして、夜は夏合宿最大のハイライト、
法政アクア名物の儀式が待っている。その名も
兄弟の杯
何て嫌な予感のする名前なんでしょ。
夕方、先輩の指示で、
とある部屋の床から壁からすべてにビニールを張り、
その上に新聞紙を敷いた時点でもっともっと嫌な予感。
そして、部屋の真ん中にゴミ袋を敷いたダンボールが置かれた時点で、
予感が確信に変わりました
要するにゲロ部屋である。そして、兄弟の杯とは、まあ宮古のオトーリみたいなもの。
クラブ全員で、ボールに酒をドバドバ入れて次々に飲む。
基本、飲み干すまで次にいけない。
皆、ボールを手にして立ち上がり夏合宿の感想を言う。
ここでほぼ全員、泣く。
そして、「せいっ、せいっ、せいっ」というHGのような掛け声で飲み干す。
いよいよ僕の番。
割と冷めていたはずなのに、
ボールを持って感想を言う僕の目からは涙がボロボロ。
あれ? おかしいぞ。何だ、この熱い思い。この一体感。
兄弟の杯を手に
自己啓発セミナーや新興宗教のメカニズムを知った瞬間。
隔離→苦行→開放。
このメカニズムを経れば人は結構イチコロだ。
悪意なく安全な状態でこの体験ができたことは非常に貴重だったと思う。
ボールの酒を飲み干した僕は、
自分の手でコーディネイトした通称ゲロ部屋へ直行。
晩飯から胃液からすべて出す。
内田有紀似のギャルと新島でイチャイチャするはずが、
三宅島でゲロゲロ。
こうして、貴重な大学1年目の夏は過ぎていったのだった……。
こんなクラブは絶対に辞めてやると誓ったのだった。
な〜んて言いながら、
ちゃっかり執行部になって同じことやってたけど(笑)
3年執行部時代の夏合宿
ワタクシ後輩に遊ばれております。
アクア史上最も威厳のない先輩かも……
気が向いたら続く。
※おまけ
後輩はオモチャです。其の一
後輩はオモチャです。其の二