海自と海猿の微妙な関係

忘年会シ-ズン。ダイバーさんに誘われるがままに飲み歩いているが、今日の飲み会で防大の男子と話していたら、海自の話を思いだした。
海上自衛隊と海上保安庁がこんがらがる人は多いが別物。簡単に違いを言えば、海自は防衛省、つまり国外に対する活動。対して海保は確か国土交通省だった気がするが、国内に対する活動。簡単にいえば海の警察。


近年、クロ-ズアップされている海猿は海保。それが海自はおもしろくない。
海自の訓練施設のある瀬戸内海に浮かぶ江田島に取材に行ったときのこと。
海自の方はやたらに海猿の話をする。「合コンで面倒臭いので海猿って言ってます」という自虐は海猿を意識している裏返し。
彼らは機雷除去などを任務としているが作業は地味。海猿ばかりキャ-キャ-言われりゃおもしろくない。
彼らはどこか「海保のくせに」という意識がある。これには理由があって、海猿たちが訓練を受けるのは海自からなのだ。まさに江田島で。つまり、先生と生徒。でも人気者は海猿。
教官が盛んに「私たちが教えた」ことを強調するのがおかしかった(笑)。さらに、海猿に対抗して「男たちの大和」は海自だと胸を張る。
海自は基本、「海猿ねぇ」的なリアクションで無関心を装うが、めちゃめちゃ意識している。その最たる場面を目撃したのは一緒に潜ったときのこと。
ウエットス-ツに“海ゴリラ”の文字。
めちゃめちゃ意識してるじゃないですか〜〜〜(笑)
皆さん、彼らも機雷除去や潜水艦の救出など、お国のために頑張っているのです。少なくとも海猿と間違うと落ち込むので、お間違いなく。

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PROFILE
法政大学アクアダイビング時にダイビングインストラクター資格を取得。
卒業後は、ダイビング誌の編集者として世界の海を行脚。
潜ったダイビングポイントは500を超え、夢は誰よりもいろんな海を潜ること。
ダイビング入門誌副編集長を経て、「ocean+α」を立ち上げ初代編集長に。

現在、フリーランスとして、ダイバーがより安全に楽しく潜るため、新しい選択肢を提供するため、
そして、ダイビング業界で働く人が幸せになれる環境を作るために、深海に潜伏して活動中。

〇詳細プロフィール/コンタクト
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〇NPOプロジェクトセーフダイブ
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〇問い合わせ・連絡先
teraniku@gmail.com

■著書:「スキルアップ寺子屋」、「スキルアップ寺子屋NEO」
■DVD:「絶対☆ダイビングスキル10」、「奥義☆ダイビングスキル20」
■安全ダイビング提言集
http://safedive.or.jp/journal
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