安全の指針
太陽系方面担当副部長さんが、
ダイビング器材のフェールセーフ(Fail Safe)についてマジメに(笑)論じてくださった。
http://diving-commu.jp/memberblog/item_777.html
(まずはこっちを読んでくださいね)
フェールセーフは主に機械について使われる言葉だが、
その安全についての考え方のみに焦点を当てて、
無理やりダイビングに導入してみる。
「安全が確認されない限り、
危険の可能性がある本来の(便利で効率的な)機能を実行させない。
反対に、本来の機能を実行中でも安全が確認されなくなったら、
その機能を止めて安全を確保する」
というのがフェールセーフの考え方だが、
“(便利で効率的な)機能”というのを“楽しくて感動的なダイビング”とでも
置き換えて考えればこの考え方は安全の指針となる。
フェールセーフと似た考え方でフォールトトレランス(Fault Tolerance)
という考え方があるが、これは、多重系、冗長系によって信頼度を上げること。
つまり、AがダメならBでカバーという考え方で、
これも厳密には意味が違う気もするが、
バディ・システムという考え方につながる。
機械の世界ではフェールセーフが優先され、
それがダメならフォールトトランスを導入して安全性を確保するらしい。
つまり、ダイビングで言うならば、
「バディシステムがあるから安全が確認されなくても潜ってしまえ」ではダメで、
あくまでダイビングの楽しさや感動より安全が優先されなければいけない。
ここで注目すべきは、
機械と違ってダイビングではフェールセーフもフォールトトランスも
両方とも導入できること。つまり、これ以上ない安全といえる。
しかし、自動的な機械とは違い、
ダイビングでは行動を決めるのはダイバーで、
両方守ればとても安全になるし、両方とも守らないこともできてしまうのだ。
フェールセーフの考え方で潜り、
それでも何か起きたときにはフォールトトランスの考え方でカバーする。
これを実践して機械を超えられるかどうかはダイバー次第ということだ。
さて、これを女性関係で考えてみると……、
ここからが本当に言いたいことなのだが(笑)、
長くなったのでまた明日。