【今年初観測!】アマミホシゾラフグが描く海底アート!ミステリーサークルの狙い目は!?
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奄美大島の海で、今年最初の「ミステリーサークル」が3月14日に観測された。これは、アマミホシゾラフグのオスが、メスを惹きつけるために海底に描く直径約2mの幾何学模様のこと。産卵床としての役割も果たしており、サークルの中心にメスが卵を産みやすい「柔らかい砂地」をつくる。フグは約1週間かけてサークルを完成させ、メスが訪れるとその中心に産卵。その後、オスが受精を行うと役目を終え、サークルは自然と消えていく。今回のミステリーサークルはすでに産卵が完了した状態で観測されたが、円形の模様ははっきりと残っていた。

写真提供:ネイティブシー奄美
いつ、どこで見られる?ミステリーサークルの狙い目
ミステリーサークルは春から初夏にかけて奄美大島北部の砂地に現れる。今回観測されたのは奄美大島の北部にある「バベル」というポイントの水深32.6m。奄美北部の各ダイビングショップでは、過去の周期データをもとに次の出現時期を予測可能。「ネイティブシー奄美」によると、今回も予想された周期とほぼ同じタイミングでミステリーサークルが確認されたとのこと。
おすすめのダイビングタイミングは?
ミステリーサークルを狙うなら、サークルが完成する直前のタイミングがベスト。オスがせっせと砂を巻き上げながら模様を仕上げる様子を見られるほか、運が良ければメスが訪れて産卵する瞬間に立ち会える可能性もある。次のサークルの出現時期を知りたいなら、奄美北部のダイブショップに問い合わせるのが確実。

写真提供:ネイティブシー奄美
人工物ではなく、たった一匹の小さなフグが描く自然のアートを目の前で見られるのは、ダイバーならではの特権。ぜひ、奄美のダイビングショップに問い合わせて、サークルが完成するタイミングを狙ってみよう。
情報提供:ネイティブシー奄美