【高確率】串本・古座川で天然記念物オオサンショウウオ継続観察中!

写真/ダイビングパートナー(以下同)
2026年5月3日、ゴールデンウィーク期間中の串本エリア・古座川で、1mを優に超えるオオサンショウウオを観察できた。
当日は水温14℃、水深約2m、透視度8m。前日の雨の影響で水位が上がり、水面のゴミも少なく、観察しやすい良好なコンディションだった。古座川では、オオサンショウウオのほかにもカワヨシノボリやカワムツが継続して見られており、淡水ならではの生き物観察を楽しめるポイントとなっている。
・串本・古座川ではオオサンショウウオを高確率で観察できる
・カワヨシノボリやカワムツなどの淡水魚も見どころ
・場所によって流れが速いので、川ならではの潜り方を意識
古座川で確認されているオオサンショウウオ

古座川で確認された1m超えのオオサンショウウオ。ゆっくり泳ぐ姿は迫力がありながらも可愛らしい
今回ガイドしてくれたのは、串本エリアで海外からのダイバーも多く受け入れて対応している、インターナショナルなショップ「アクアビスタ串本」の小池さん。
小池さんによれば、古座川では現在3匹のオオサンショウウオを確認しており、いくつかの決まった寝床を行き来しながら生活しているようだ。タイミングによっては寝床に隠れていることもあるが、高確率で出会えるという。また、まれに岩の隙間で子どものオオサンショウウオに出会えることもあるらしい。
なぜ串本・古座川がおすすめなのか
古座川にすむオオサンショウウオは、日本の純粋なオオサンショウウオ。チュウゴクオオサンショウウオとの交雑が見られる地域もある中で、貴重な観察機会となっている。オオサンショウウオを目的に多くのダイバーが集まる岐阜県・長良川に比べると、串本・古座川はまだ知名度が高くなく、まさに穴場といえるポイントだ。

古座川で見られたカワヨシノボリ。古座川では浅瀬で多く見られ、あまり動かないため写真撮影もしやすい
古座川ではほかにも、鮎の滝登り、アカハライモリ、カワヨシノボリ、サワガニ、カワムツなど、淡水ならではの生き物に出会える。筆者自身、川で潜るのは初めてだったが、想像以上に生き物の数が多く、普段の海では見られない景色と生物観察を楽しめた。
串本といえば海のイメージが強いが、海だけでなく川でもこれだけ面白い生き物に出会える。生物派はもちろん、海とはまったく違う景色を楽しみたい地形派ダイバーにもおすすめしたい。
古座川ダイビングのワンポイントアドバイス

古座川で見られたカワムツ。古座川では岩の裏など暗がりで幼魚が多く見られる。成魚は川の中心を泳ぎ、動きが素早いため撮影はなかなか難しい
古座川は場所によって流れが強いため、海のダイビングと同じ感覚でフィンキックだけに頼ると進みにくい場面もある。ガイドの指示に従いながら、必要に応じて岩に手をかけて姿勢を保つなど、川ならではの動き方を意識したい。
1mを超えるオオサンショウウオは迫力がありながら、ゆっくりと泳ぐ姿がとても愛らしい。GoProなどのアクションカメラで動画を撮ると、その動きの可愛さがより伝わるはずだ。ただし、大雨で大きく増水した場合は潜れない可能性もあるため、催行状況は必ず現地ショップに確認したい。
オオサンショウウオは日本固有で世界最大級の両生類であり、3,000万年前からほとんど姿を変えていない”生きた化石”であり、生態学的・文化的価値が極めて高い希少種だ。そのため、1952年に特別天然記念物に指定されている。ダイビング中は、触ったり、追いかけたりするのはNG。また強いライトを当てるとストレスになるため、観察する際はライトを長時間当てないように注意。リバーダイビングやオオサンショウウオの観察に詳しいガイドと一緒に潜るようにしよう。
ダイビングログ共有アプリ「Diving Partner」では、全国のダイバーが投稿したログを、新着順で見ることができる。
日々投稿されるログの中には、魚やウミウシだけでなく、今回のようなオオサンショウウオの情報が含まれることもある。目的の生き物を検索するだけでなく、投稿を眺める中で思いがけない生き物やポイントを知ることができるのは、ダイビングに特化したSNSならではの魅力だ。
ダイバー同士で生き物の情報を共有し、海や川の”今”を更新していくことで、新たな出会いの可能性が広がっていく。生き物の最新情報を探すなら、Diving Partnerをぜひ活用してみていただきたい。
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