ダイバー300人の願いを乗せ、越前の海底に設置された“思う壷”

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福井でのダイビングイベント思う壺(提供:寺山英樹)

日本海のダイビングのメッカ、福井県の越前町で、ダイバー300人の願い事が詰まった「思う壷(つぼ)」が引き上げられ、2014年10月10日(金)、祈願祭が行われました。

ダイバーが願い事を書いた素焼きの皿を入れて、願掛けをするために海底に沈められた壷が「思う壷」。

福井でのダイビングイベント思う壺(提供:寺山英樹)

水深約10m地点に設置された、重さ13キロの思う壷

福井でのダイビングイベント思う壺(提供:寺山英樹)

5つのダイビングショップで販売されている皿(かわらけ)に願いごとを書いて、壷に入れる

福井でのダイビングイベント思う壺(提供:寺山英樹)

越前町ダイビング協会によって、2つのダイビングポイントの10m前後に設置された思う壷

2014年10月8日、ダイビング協会によって引き上げられた壷の中には、願い事の書かれたおよそ300枚の皿が入っていました。

さて、どんなことが書いてあったのでしょうか?

「“安全ダイビング”とか“海で生きたい”とか、ダイバーらしいものもあったけど、結構自由で面白かった。”結婚できますように”とか”綺麗になりますように”とか”宝くじが当たりますように”とか(笑)」(「シーモア」中瀬保幸さん)

本気の願掛けというより、多くのダイバーは遊び心を楽しんでいたようですが、願掛け自体は最後まで本格的。

10日、「越前焼の館」の「思う壷」に入っていた短冊と共に、金刀比羅山宮で祈願祭が行われ、ダイバーの願いを天に祈ったのでした。

福井でのダイビングイベント思う壺(提供:寺山英樹)

「皆さん、喜んでいたので来年もやる予定ですよ」(同)とのことなので、来年、越前に潜る際は、ぜひ思う壷に願いを届けにいってみてはいかがでしょうか。

越前では11月6日がカニの解禁日。
秋冬の海は荒れる日も多くなりますが、ダイビング&カニが楽しめる少ないチャンスですよ!

情報・写真提供/Sea More(シーモア)

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PROFILE
法政大学アクアダイビング時にダイビングインストラクター資格を取得。
卒業後は、ダイビング誌の編集者として世界の海を行脚。
潜ったダイビングポイントは500を超え、夢は誰よりもいろんな海を潜ること。
ダイビング入門誌副編集長を経て、「ocean+α」を立ち上げ初代編集長に。

現在、フリーランスとして、ダイバーがより安全に楽しく潜るため、新しい選択肢を提供するため、
そして、ダイビング業界で働く人が幸せになれる環境を作るために、深海に潜伏して活動中。

〇詳細プロフィール/コンタクト
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〇NPOプロジェクトセーフダイブ
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〇問い合わせ・連絡先
teraniku@gmail.com

■著書:「スキルアップ寺子屋」、「スキルアップ寺子屋NEO」
■DVD:「絶対☆ダイビングスキル10」、「奥義☆ダイビングスキル20」
■安全ダイビング提言集
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