女性ダイバーの半数近くが、自分よりスキル下手な男性は恋愛対象になりにくい

先日、女性ダイバー対象に行ったアンケート「自分よりスキルが下手だと恋愛対象にならない？」の結果が出ました。

まず、なぜこのような質問をしたかといえば、「彼氏と一緒に潜って幻滅した」という話をちょくちょく聞くからです。
中にはそれが原因で離婚してしまったという話も実際にあった話。

■ダイビングが原因で別れてしまったエピソード集
メリークリスマスなんて来ないぞ、このヤロー！～ウツボが引き裂いた恋!?～ ｜ オーシャナ

個人的には、いやいや、たかだかダイビングが上手い下手なんて、二人の愛の前では関係ない……なんて思っていたのですが、アンケート結果はこの通り。

以前のアンケートでは、自分よりスキルが下手だと恋愛対象になりにくいと答えた人が74％だったので、それに比べればだいぶ減りましたが、それでもまだ半数近くの女性ダイバーは自分よりスキルが下手だと恋愛対象になりにくいようです。

草食男子がクローズアップされる昨今ですが、こと女性ダイバーに関しては、“頼もしい”はひとつの判断基準のようですね。
海の男たるものってやつでしょうか。

これは裏を返せば、スキルの最上位にいるプロダイバーがモテるわけです。

女性ダイバー333人に聞きました
Q．
イントラやガイドへ恋心を抱いたことはありますか？
A．
■ある193(57%)
■ない131(39%)
■その他9(2%)

ということで、素敵なバディを見つけたい男性ダイバーさん！
スキルアップは必須ですので、こんな良い本をオススメしておきますね(笑)。

ただ、こんなご意見もいただきました。

「自分より下手でも全然構わないですが、相手が“常に女性より上でありたい”と思っていることがうかがえる人だった場合は、自分より本数が少なかったら“これはないな”と思ってしまいます」

スキルというより、プライドを捨てられなかったり、社会的地位を海まで持ち込むこと嫌がられるという話も聞きますので、案外、素直に海を楽しんでいればよいということかもしれません。

おまけ

イントラやガイドがモテるのは、スキルだけではなく、ダイビングが心理学的に恋をする要素が多いというのも理由のようです。

例えば、海中という特殊な環境のドキドキ感が恋愛のドキドキ感と錯覚する「吊り橋効果」、緊張したときに誰かと一緒にいたいという「親和性の高揚」。

また、人に好かれるための最も確実な方法は、「自己是認欲求」を満たしてあげる、つまりほめることですが、イントラのマニュアルには、ずばり「ほめろ」と明記してあります。

さらに、同じ趣味を持つことは「心理的負担減」や「社会的支持の獲得」につながり、趣味以外の場でも「同じダイバーである」という趣味の「類似性」や「共通性」によって心のガードは緩み、安心する、などなど。

ダイビングにハマったビギナー女子にしてみれば、ガイドやイントラは、鼻毛が出ていようが、ハゲ散らかそうが、白馬の王子様に見えるのかもしれません。

法政大学アクアダイビング時にダイビングインストラクター資格を取得。
卒業後は、ダイビング誌の編集者として世界の海を行脚。
潜ったダイビングポイントは500を超え、夢は誰よりもいろんな海を潜ること。
ダイビング入門誌副編集長を経て、「ocean+α」を立ち上げ初代編集長に。

現在、フリーランスとして、ダイバーがより安全に楽しく潜るため、新しい選択肢を提供するため、
そして、ダイビング業界で働く人が幸せになれる環境を作るために、深海に潜伏して活動中。

〇詳細プロフィール／コンタクト
https://divingman.co.jp/profile/
〇NPOプロジェクトセーフダイブ
http://safedive.or.jp/
〇問い合わせ・連絡先
teraniku@gmail.com

■著書：「スキルアップ寺子屋」、「スキルアップ寺子屋NEO」
■DVD：「絶対☆ダイビングスキル10」、「奥義☆ダイビングスキル20」
■安全ダイビング提言集
http://safedive.or.jp/journal