器材トラブルを未然に防ぐ、自分でできる8つのチェックポイント
マイギアをお持ちのダイバーのみなさま、器材の点検はどうされていますか?
お店やインストラクターに任せっきり、という方が多いのではないでしょうか。
器材の内部の状態はエアーを通して計器にかけたり、分解しなければ判断できませんが、器材の外観に現れるSOSは自分でチェックできます。
「どこをどう見たらいいのかわからない…」そんな声をよく耳にしますので、今回は“自分でできる簡単な器材のセルフチェックポイント”をご紹介したいと思います。
どんなところを診ればいいの?
1.1stステージのヨークスクリューを回してみましょう
塩がみして動きが悪くなってはいませんか?
2.タンクのエアー出力部に接続するフィルターを見てみましょう
緑錆がついていたり、錆びて黒くなっていたり、目詰まりはしていませんか?
3.ホースプロテクターをずらして、1stステージと各ホースの接続部を見てみましょう
塩や緑錆がついていませんか?
4.ホースプロテクターをずらして、2ndステージとホースの接続部を見てみましょう
塩や砂がついていませんか?
5.BCインフレーター用の中圧ホースやドライホースのカプラー部を動かしてみましょう
塩や緑錆はついて動きが悪くなっていませんか?
6.インフレーターのホース接続部を見て、実際にホースも取付けしてみましょう
塩や緑錆がついて、ホースを取り付けしにくくなっていませんか?
7.ダストキャップを見てみましょう
ヒビ割れはしていませんか?
8.マウスピースを見てみましょう
穴があいていたり、噛み部に切れが生じてはいませんか?
その他、ホースのチェックもしていただきたいのですが、そちらはまた改めて詳しくご紹介いたします。
器材のセルフチェックはいつすればいいの?
ダイビングの予定が決まったらすぐに行ないましょう(現地についてからでは遅いです)。
それから器材を使用したら保管する前に、毎回必ず行いましょう。
年に数回しか潜られない場合、オーバーホールに出すタイミングは潜る前がいいのか、潜った後、保管する前がいいのか、というご質問をよくいただきますが、次の使用がなくしばらく潜る予定がない場合は、潜った後にオーバーホールをしてから保管するのがベストです。
塩や汚れがついたまま長期放置すると、器材が傷む原因となります。
ぜひ清潔な状態にしてから保管するようにしてください。
器材のSOSのサインに気付いたらプロに診断してもらい、必要に応じて修理及びオーバーホールをしてマイギアと末永くお付き合いをし、安全快適なダイビングライフをお楽しみください。