宮古島フォトコンテスト2021オンライン表彰式開催レポート

2011年から続く宮古島フォトコンテスト。今年も無事開催され、2021年10月23日、受賞者の発表と表彰式が行われた。

毎年宮古島で行われていた表彰式だが、今回はコロナ禍の影響を受け、オンラインにて開催。応募総数739から選ばれた28作品の受賞者のうち、11名ほか、参加店舗やゲストなど約30名が参加し、オーシャナも表彰式事務局として司会進行と裏方で参加。

オンラインでは初開催となる宮古島フォトコンテストの表彰式の様子をご紹介!

表彰式の開会は乾杯から!

表彰式はフォトコンテスト実行委員会の山本大司会長と、審査員である水中写真家の鍵井靖章氏の挨拶から始まった。

山本氏

たくさんの方にご参加いただきありがとうございます。コロナ禍ということもあり、データの応募が少なくて残念ではあったのですが、Instagram部門の応募が伸びてよかったと思います。こんな状況でもこういったかたちで開催できて嬉しく思います。ゆるくやっていただけたらと思いますので、乾杯して進めていきましょう。

鍵井氏

昨年に続き、2回目の審査をさせていただきました。このコロナ禍にあって宮古島フォトコンを継続して行えたこと自体が、すごいことだと思います。応募してくださったみなさん、関係者のみなさん、本当にご苦労様でした。

画面越しに乾杯をして表彰へ。飲みながらゆるく参加できるのは、オンラインのいいところだ。

それぞれの作品への想いが語られた表彰式

Instagram部門、ビギナー部門、未来に残したい宮古島の海部門、一般部門、それぞれの受賞作品を紹介、参加した受賞者には直接コメントをいただき、鍵井氏からも全作品それぞれの講評をいただいた。

鍵井氏と受賞者のやりとりの中で、撮影時のエピソードやどんな場所で撮られた作品なのかがどんどん深掘りされていって、見ているこちらも夢中になって話を聞いてしまった。

たとえば、Instagram部門入賞の@hiromi_moriya氏の作品についてはこんなやりとりがされた。

鍵井氏

これは、モデルさんにこういうポーズをしてくださいっていうリクエストをするものなんでしょうか?

Hiromi氏

いえ、これはモデルさんが自分でポーズを決めてくれて、撮影できました。

鍵井氏

撮影者とモデルさんとの共作ですよね。Instagramのモデルさんって撮られることめっちゃわかってるじゃないですか。なんか…“イマ”ですよね。評価されるべきだと思います。

水中写真を始めて3年の方が対象のビギナー部門。グランプリは残念ながら欠席だったが、鍵井氏が前日に見直しても「やっぱりこれだった」という作品はこちら。

鍵井氏

よく見ないと気づかない良さみたいなのがありました。画面左側のサンゴのシルエットがとても印象的で、これを入れるか入れないかで大きく変わると思うんです。また、人によっては上に写ってるフィンはいらないと思うかもしれないんですが、僕はこれがむしろいいんじゃないかな〜と思って。天邪鬼かな?(笑)。フィンが入ってなかったら選んでないかもしれないです。それくらいバランスが悪いような、でもそこに言葉があるような……。今の自分では撮れない、ビギナーの視点ならではの作品だと思います。

未来に残したい海部門では同率1位で2名のグランプリが。出席いただいた濵田滉之(はまだひろゆき)氏の作品を紹介しよう。

濵田氏

正直何も考えずに撮ったというのが本心です。八重干瀬(やびじ)のきれいなサンゴ、すごいな〜と思ってカメラを構えたら撮れた写真です。

鍵井氏

今のコメントを聞いてより納得しました。撮りたいと思ったというより、ふと気がついて、ここきれいかもしれないと思って撮った作品じゃないですか。ただただ心が動くままにシャッターを切ったような……そこに感動したんです。撮るだけでなく、この1枚を選んでこの部門へ応募されたことに、「未来に残したい」というメッセージを強く感じました。

宮古島の水中写真が対象となる一般部門では優秀賞13名のうち、小畑菜月氏と梶本伸治氏の作品2点が、同じタイミングで撮影されたものだということがコメントの中で発覚。

先にコメントを頂いた小畑氏から「他のチームではカジキを見ていた」と聞いていたのだが、梶本氏の作品を見て、「これ船の上で見ました(笑)」と言う。あいにく梶本氏は欠席だったのだが事前に「今回宮古島でまさかのカジキに遭遇。カジキとダイバーと太陽のいい写真が偶然にも撮影できました」とこの作品についてコメント。

そんな小畑氏の受賞作品はマクロな一枚。

「台風の直後でうねりがある中、頑張って連れて行ってもらって時間をたっぷりかけて撮影した作品なので選ばれて本当に嬉しいです。」と小畑氏。

鍵井氏からは「卵を守っているパンダダルマハゼの写真も素晴らしいし、上でしっかりカジキを撮影している梶本さんの写真も素晴らしいですね。」と、作品を通じて同じ海でもここまで違った光景が見られる宮古島の海の豊かさを伝えてくれた。

そして一般部門のグランプリについては「これ選んじゃいました!(笑)」と意味深な発言をする鍵井氏。その作品は天野利哉氏のこの1枚。

鍵井氏

この写真自体もめちゃくちゃ好きですし、ダイビングっていう遊びもこうでなきゃという想いや、コロナ禍で閉塞感がある中で、これがグランプリ選ばれたら楽しいんじゃないかなとか、そういういろんな想いを込めて、この遊び心ある写真を宮古島フォトコンのグランプリにさせていただきました。

天野氏

ありがとうございます。おでこにキスしているのと、戦っているバージョンがあったのですが、後者がちょうど魚が口の中にいたのが見えていたのでこちらを応募したら鍵井さんの目に留まってとても嬉しかったです。

鍵井氏

グランプリを取ると思っていましたか!?

天野氏

思ってなかったです。これ以外の4枚は本気で賞を狙いにいっていたのですが、1枚だけ遊び心あるこの作品を入れたんです。モデルは結婚して退職されたガイドさんで、送別のダイビングの時に撮影しました。今までお世話になった方との最後の作品だったので、そういった意味でも選ばれたことを嬉しく思っています。

それぞれの作品への想いやエピソードを知ることができたオンライン表彰式。ここでは紹介しきれなかった受賞作品とコメントについては別記事で紹介しているので、ぜひご覧ください。

表彰後は鍵井氏によるスライドショー。音楽とともに宮古島で撮影された作品が映し出され、最後に癒しの15分を与えてくれた。「まだこんな状況ですが、宮古島フォトコンテストは続いていくと思うので、みなさん宮古島の魅力を発信し続けてください。」と鍵井氏。

そして、山本会長からの「司会の積田さん、鍵井さん、参加者のみなさんありがとうございました。来年はたくさん宮古島に来て、たくさん宮古島で写真を撮っていただけたらと思います。来年もお待ちしております!」という言葉で締めくくられた。

昨年と今年はコロナ禍でなかなか宮古島に行けなかった方も、このフォトコンテストを通して宮古島の海に想いを馳せることができたのではないだろうか。緊急事態宣言も解除され、実際に宮古島へ徐々に行けるようになってきた昨今。ぜひ宮古島に潜りに行って、来年のフォトコンテストにチャレンジしてみてほしい。

受賞作品展示情報

宮古島市役所(予定)
沖縄県宮古島市平良字西里186番地

宮古空港(予定)
沖縄県宮古島市平良字下里1657番地128

フォトコン参加ショップ一覧

アイランドエキスパート
アクアスター
アクアストーリー
エミナマリン
宮古島サマーパーティー
DIVE KIDS
タイムマリン宮古島
Fish a go go!
ブルーフォレスト宮古島
マリンズプロ宮古
山本太司潜水案内

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PROFILE
IT企業でSaaS営業、導入コンサル、マーケティングのキャリアを積む。その一方、趣味だったダイビングの楽しみ方を広げる仕組みが作れないかと、オーシャナに自己PR文を送り付けたところ、現社長と当時の編集長からお声がけいただき、2018年に異業種から華麗に転職。
営業として全国を飛び回り、現在は自身で執筆も行う。2020年6月より地域おこし企業人として沖縄県・恩納村役場へ駐在。環境に優しいダイビングの国際基準「Green Fins」の導入推進を担当している。休みの日もスキューバダイビングやスキンダイビングに時間を費やす海狂い。